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『ドラクエ』売るなんてもったいない! 案外使えちゃう「呪われた装備」3選

「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する「呪われた装備」は、装備したときのデメリットが大きいため、入手しても使わなかったプレイヤーも多いことでしょう。しかし、使い方を工夫すれば、戦闘において重宝する場面があるのです。

試してみたくなる「呪われた装備の活用法」

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 画像は同作のスマートフォンアプリ版
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 画像は同作のスマートフォンアプリ版

「ドラゴンクエスト」シリーズには、さまざまな武器や防具が登場します。そのなかでも、プレイヤーとして避けたくなるのが「呪われた装備品」です。装備したときに流れる、おどろおどろしい効果音を聞いてトラウマになった人もいるのではないでしょうか。一般的には大きなデメリットがある呪われた装備品ですが、使い方によっては便利なアイテムになる場合もあります。

 たとえば、ファミコン版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に登場する「じごくのよろい」が、代表例のひとつです。「岩山の洞窟」でしか入手できないじごくのよろいは、装備すると、戦闘時に「ときどき行動不能になる」という効果が発動されます。また、公式ガイドブックには載っていないものの、どうやらこのアイテムにはメリットもあるようです。戦闘中の様子から、攻撃呪文のダメージを軽減してくれる効果があるようです。

 とはいっても、戦闘において高確率の「行動不能」はリスクが大き過ぎるようにも思えます。しかし、行動不能になるのは「こうげき」を選んだときのみであり、「じゅもん」や「どうぐ」を選択した際は適用されません。回復や補助呪文をメインに使うサポート役の装備品としてならば活用できるのです。

 ほかには、ファミコン版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の呪われた装備「みなごろしのけん」も、戦闘中に重宝するアイテムといっていいでしょう。

 みなごろしのけんは「コナンベリーの町」の宿屋2階の一室にあり、「さいごのかぎ」で開く扉の先にある宝箱のなかに入っています。装備した場合、攻撃力が「+120」も上がる代わりに、守備力がゼロになります。大きなデメリットのために、装備品として利用するのは現実的でないものの、戦闘中に道具として使えば、敵グループ全体の守備力を下げる「ルカナン」の効果が発動します。

 戦闘において敵の守備力を下げることは王道の攻め方であるため、道具として重宝したプレイヤーも多いことでしょう。また、同作の第5章からは、勇者のみコマンドができる「AI戦闘」に切り替わるので、みなごろしのけんは、勇者に持たせておくことが得策といえます。

 スーパーファミコン版の「ドラクエ」シリーズでいえば、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の「はめつのたて」は、限定的な使い方になるものの役立つ場面があります。

 はめつのたては、青年時代後半の「大神殿」の宝箱から入手でき、さらに「ドラゴンゾンビ」がドロップすることもあります。装備すると、装備者の守備力をゼロにするだけでなく、呪文によるダメージを増加させるという効果があり、デメリットしかない生粋の呪われた装備といえるでしょう。

 ここまで聞くと全く利用価値がなさそうなアイテムですが、敵の攻撃によって受けたダメージの1/4を相手に跳ね返すことがある「やいばのよろい」を組み合わせれば、「メタル狩り」のときに活用できます。受けるダメージが大きくなることで、跳ね返したダメージの数値が増えるうえに、その跳ね返った攻撃も的中するため、攻撃回避率が高く、逃げやすい性質のメタル系モンスターとの戦いで重宝するのです。もちろん、装備者の守備力はゼロなので、HPの減るスピードが早くなるのが注意点としてあげられるでしょう。

 また、呪われた装備をあえて使うことで、クリアまでの難易度を上げてプレイする強者もいるようです。こういった工夫やアイデアを見つけ出せるところも、「ドラクエ」シリーズならではの楽しみ方といえるかもしれません。

スマートフォン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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(LUIS FIELD)

【画像】え…お前らやりおるな! コチラが呪われた装備を活かした戦法で輝いた「ドラクエ」キャラの皆さんです(4枚)

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