『ワンピ』ミホークって「出身地」も謎なの? 過去の発言が最近「意味深」と話題に
『ONE PIECE』に登場する人気キャラ、「ジュラキュール・ミホーク」には、謎めいた過去がありそうです。作者の尾田栄一郎先生の発言や作中の伏線から、ファンの間では驚きの考察もささやかれています。
ミホークの正体、過去の発言にヒントが?
マンガ『ONE PIECE』には数多くの個性的なキャラクターが登場し、そのなかには過去が謎だらけの人物も少なくありません。過去や背景が注目されるキャラのひとりとして、世界一の剣豪「ジュラキュール・ミホーク」があげられます。元「王下七武海」の一員で「ロロノア・ゾロ」の師匠でもあるミホークには、どんな謎が残されているのでしょうか。
2024年9月4日に発売された『ONE PIECE』公式ファンブック『VIVRECARD』の「脅威!『新世界』の強者達!!」では、ミホークが取り上げられています。各キャラにはそれぞれ「History」が設定されており、「赤髪のシャンクス」や「千両道化のバギー」などの既存のキャラにも、過去の出来事が追記されていました。
しかし、ミホークの「History」は「とある出来事により海兵に恨みを持ち始める」というところから始まっており、その詳細は明らかになっていません。いまだ謎めいたミホークの経歴に、一部のファンの間では「ミホークの出生は『聖地マリージョア』に関係しているのではないか」という説も考察されています。
この考察が生まれたのは、ミホークが「鷹の目」と呼ばれるほど特徴的な「目」を持っていることが関係しているようです。『ONE PIECE』に登場するほとんどのキャラは、白目のなかに黒い瞳がありますが、ミホークの瞳は渦を巻いたような模様です。それと同じような瞳が「天竜人」の頂点に立つ謎の人物「イム様」にも描かれていることから、ミホークはイム様の血縁関係にあるのではないかという説が以前からありました。
そのほかにも、ミホークの過去について、作者の尾田栄一郎先生が気になるコメントを残しています。コミックス108巻の質問コーナー「SBS」で、尾田先生は「ミホークは海兵を恨む様な過去と、大きな裏切りにあってきた人なんです。だから、孤独という意味で人を信用しないクロコダイルと『同類』ですし、もう人生に疲れちゃってるトコあります」と語っていました。
「海兵を恨む様な過去」「大きな裏切り」「人生に疲れちゃってる」など、ミホークにいったい何があったのでしょうか。過去の登場シーンにも、ヒントがありそうです。たとえば、コミックス6巻第51話では、ミホークがゾロにむかって「おれはうさぎを狩るのに全力を出すバカなケモノとは違う」と発言していました。
この「うさぎ」という例えは、かつて「ゴッドバレー」にて行われた「先住民一掃大会」で、逃げ回る人びとを「脱兎(ラビット)」と名付けて「人間狩り」をしていた天竜人たちと重なるところがあります。ともに力の弱い者を「うさぎ」扱いしており、天竜人とミホークとの因縁を推察するファンも多いようです。
ネット上では「あのうさぎ発言意味深すぎ」「ミホークも、子供の頃人間狩りにあった民族の子だったりして?」「奴隷だったけどその強さを見込まれて天竜人に拾われた?」「『うさぎ』発言は、自分は天竜人とは違うんだって主張してるの?」「元奴隷なのか、天竜人の血筋なのか……」など、ミホークと天竜人のあいだに何かしらの関係性にかんして、さまざまな考察が飛び交っていました。
過去のミホークの発言や、SBSでの尾田先生の発言を結びつけると、ミホークの「出身地」がいまだ明かされていないことにも理由があるのではないかと考えられます。いずれ、ミホークの過去が本編で深掘りされるかもしれません。
(LUIS FIELD)