『あつまれ どうぶつの森』のイースターイベントは、「フライング不可」の試み?
ニンテンドーSwitch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』では、2020年4月1日から季節イベント「イースター」が催されています。これまでの「どうぶつの森」シリーズと違い、イベントの発生には無料アップデートが必須。”時間操作”でイベントを強制発生できない試みととらえることもできます。
無料アップデートにより、“裏技”を使わないプレイを促す?

ニンテンドーSwitch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下:あつ森)では、季節のイベント「イースター」が 2020年4月1日(水)~4月12日(日)の期間で催されています。
イベントはイースターの特別キャラクター、イースターバニーの「ぴょんたろう」と会話をすることで始まります。
「ぴょんたろう」は主人公の住む島のいろんな場所に6種類の「イースターエッグ」を隠しています。主人公は見つけたイースターエッグを組み合わせた「DIY」を行うことで、この期間中にしか手に入れることのできない「家具」やアイテムをゲットできるようになります。
イースターは『あつ森』発売以来初めての季節イベントとなるのですが、本作では季節限定イベントの発生に「無料アップデート」を経由する必要があること、また更新データをダウンロードをした状態であっても、正式なイベント開催日になるまでイベントが発生しないのが特徴です。
現実の四季や時間とリンクすることが特徴の「どうぶつの森」シリーズにおいては、時間の経過を待たずして、ゲームを有利に進めたりイベントを強制的に発生させるという”時間操作”の裏技を使うプレイヤーが少なくありません。
データが更新されないとイベントが発生しない試みは、時間操作プレイに対し制限をかけ、『あつ森』本来の楽しみ方を再認識させるものと受け止めることもできます。
また、今回のようなダウンロードによるイベント提供が今後も行われるならば、同じ季節イベントであっても、これまでのシリーズのように毎年同じイベントが繰り返されるだけでなく、年が変わるごとに新鮮なイベントが実施される可能性も考えられます。
『あつ森』の世界では、4月から「こうようじゅ」が桜満開となり、今まで見ることのできなかったムシやサカナも発見できるようになりました。プレイヤーは島での「春」をゆっくりと堪能しながら、しばらく「イースターエッグ」を探す日々が続きそうです。
(マグミクス編集部)