【漫画】同居することになった柴犬は「ちょっと怖い」? 同級生のキツイ“ひと言”から少女を守った姿に「さすがアニキ!」
主人公の茶子は小学生の頃から、愛犬のレオナルドを「アニキ」と呼んで慕っていました。まるで本物の兄のように愛犬と接するのには、子供の頃に体験した、とある出来事が理由のようで……。作者の夏奈ほのさんにお話を聞きました。
愛犬を「アニキ」と慕ようになったきっけが泣ける
主人公の「茶子」は小学生の頃、祖父が旅館を営んでいる母の実家で暮らすことになりました。そこには、祖父が拾ってきた柴犬「レオナルド」がいました。茶子はレオナルドとしばらく生活をともにしますが、なかなか仲良くなれません。ある日、同じクラスの男の子が家族と一緒に客さんとして旅館に訪れます。そして、男の子は茶子の存在に気付き、「いつもひとりぼっちのやつ」と言います。それは、学校で友達ができないことに悩んでいた茶子にとってはとても傷つくことで……?
夏奈ほのさん(@8_ho_no)が「〝大切な存在〟を守り続ける柴犬の話」としてX(旧:Twitter)に掲載した、Webマンガ誌「comic POOL」にて連載中の作品『正反対なわたしたち』が話題です。いいね数は3万を超えており、読者からは「ほっこりする。親の実家にいた犬を思い出した」「犬ほど寄り添ってくれる存在はいないよな」「幸せにしてくれる人に拾われて良かった」などの声があがっています。
夏奈ほのさんは漫画家として活動しています。今作が収録された『正反対なわたしたち』は一迅社より書籍化されており、第3巻が2024年9月25日に発売されました。見た目も性格も正反対な男女と2匹の犬が、散歩中の出会いから始まった物語。かわいい犬たちと、飼い主たちのお話を描いた「動物×ラブコメ」で、ほっこりすること間違いなしの作品です。今回は第3巻に収録されたエピソードのご紹介です。
作者の夏奈ほのさんにお話を聞きました。
ーー今回、Xに投稿された『〝大切な存在〟を守り続ける柴犬の話』を描いた理由や、生まれたきっかけを教えて下さい。
単行本1、2巻同様、本文の最後に出会いのお話を入れるようにしていて、茶子とアニキの過去に関しては登場時からイメージができていたため「3巻で絶対このお話を入れる!」と決めていました。
ーー今作を描くうえで工夫した点や、お気に入りのシーンやセリフなどはありますか?
犬(アニキ)の感情が人間のように言葉で表すことができない分、表情やしぐさで伝わるよう描きました。縁側で流れていく時間は今作で1番のお気に入りです。
ーーアニキと茶子のキャラメイクに対して読者の方から多くの反響がありました。キャラクター制作時にこだわった点などがあれば教えていただきたいです。
この作品の軸が「正反対」なので、ふたりが並んだときにパッと見でギャップがわかるよう制作しました。イメージはおじいちゃんと孫、和と洋が混ざったような感じです!
●「comic POOL」で連載中の『正反対なわたしたち』
(マグミクス編集部)