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「こんなのガンダムやない!」→外装パージしたら「ガンダムや!」と驚愕&納得したMS

設定の変遷で「ガンダム」になったMS

ペーネロペーのフライト・フォーム(飛行形態)。もはやガンダムの面影ナシ「HG 1/144 ペーネロペー」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
ペーネロペーのフライト・フォーム(飛行形態)。もはやガンダムの面影ナシ「HG 1/144 ペーネロペー」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

●「RX-104FF ペーネロペー」 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する「ペーネロペー」は、前掲の2体よりは多少なりともガンダムタイプに見える外見をしているものの、かなり特殊な経緯をたどった機体です。同機は地球連邦軍中尉「レーン・エイム」が搭乗し、テロ組織「マフティー」のリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」こと「ハサウェイ・ノア」のMS「Ξ(クスィー)ガンダム」と激しい姉妹機対決を繰り広げます。

 ガンダムというより怪獣やドラゴンにも見える、やや異形な外見をした機体です。同機は「RX-104 オデュッセウスガンダム」が飛行用の「FF(フィックスド・フライト)ユニット」を装備した姿で、中身のオデュッセウスガンダム自体はわりと標準的なガンダムの姿をしています。

 ところが、原作小説(著:富野由悠季)が刊行された時点ではオデュッセウスガンダムの設定が存在せず、作品によってはガンダムじゃないMSとして扱われていました。その後、年月を経て中身のオデュッセウスガンダムが誕生するなど設定が変遷し、ガンダムとして扱われるようになったようです。経緯を考えると「実はガンダムだった」というより「ガンダムになったMS」というべきかもしれません。

 作品によってガンダムの定義が違うこともあり、まだまだほかにも外見の特徴はガンダムではなくても、作品内ではガンダムとして扱われている機体もあります。反対に特徴がガンダムであっても、設定上ではガンダムではない機体もあるので、そうした変わり種を探してみるのも面白いかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】確かにひと目でガンダムだ…こちらが例の偽装された「ズゴック」と「ペーネロペー」の「中身」です(5枚)

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