『強殖装甲ガイバー』の最期ってどうなった? 映像化多数も未完結だった
高屋良樹先生の『強殖装甲ガイバー』は、1985年の連載スタート以降、数度の実写化やアニメ化を果たした人気作ですが、『少年エース』の2016年7月以降は連載がストップしています。多くの人が楽しみにしている「ガイバー」はこのまま完結することなく終わってしまうのでしょうか?
連載中断から早8年
高屋良樹先生の『強殖装甲ガイバー』は、1985年に「月刊少年キャプテン」での連載スタート以降、数度の実写化やアニメ化を果たした人気作です。「キャプテン」の休刊後は掲載誌を変更しながら連載が継続されましたが、「少年エース」の2016年7月以降は掲載がストップされています。多くの人が楽しみにしている『ガイバー』はこのまま完結することなく終わってしまうのでしょうか?
『強殖装甲ガイバー』の連載がスタートしたのは1985年です。「1999年7の月 世界は滅亡する」というノストラダムスの大予言を大真面目に信じ、心の片隅に終末思想を抱えた人が大勢いた時代でした。
謎の異星人「降臨者」が地球に残した3つの「ユニット」のひとつを偶然手に入れてしまった高校生の「深町晶」は、殖装体「ガイバーI」となってしまい、世界征服を目論む秘密結社「クロノス」に追われる身となってしまいます。襲い来るクロノスの怪人「獣化兵(ゾアノイド)」や「超獣化兵」との戦いのなか、自らを上回る実力の「ガイバーII」が辿った運命を目の当たりにしながらも、ガイバーの力で晶は生き延び続けました。
晶たちがクロノスと死闘を繰り広げるなか、生徒会長の「巻島顎人」は「ガイバーIII」として暗躍を続けていました。ガイバーIとガイバーIIIの働きでクロノスの日本支部を壊滅させたものの、世界的組織であるクロノスには太刀打ちできず、晶たちは次第に追い詰められていきます。
やがて199X年8月17日、世界規模のクーデターが行われ、世界はクロノスの手に落ちてしまうのです。
最高位の獣化兵である「クロノス十二神将」と総帥「アルカンフェル」の前にあえなく敗北した晶でしたが、1年後に「巨人殖装(ガイバー・ギガンティック)」の力を得て復活し、数少ない仲間とともにクロノスへの抵抗運動を開始します。
野望に燃えるガイバーIIIこと顎人や、クロノスを追われた元獣神将「リヒャルト・ギュオー」。クロノスの裏切り者「アプトム」、新たに登場した女性殖装者と「ガイバーII F」らと時に共闘し、時に裏切りを行ないながらも戦いは続いていきました。