【漫画】小3の息子が「…言えない」学童の指導員が何か隠してる?「怖い」
学童保育でトラブルがあり、学校に通えなくなった息子。しかし、その発端となった出来事を、なかなか母に打ち明けられず……。フォロワーの経験談をもとに描かれ、Instagramで公開されたマンガが、繊細な子供を持つ親たちを中心に話題となりました。作者のわかまつまい子さんにお話を聞きました。
「学校に行きたくない」息子、学童で何が?
学童保育でのトラブルを描いたマンガ「学童が何かを隠してる」全10話が、Instagramで話題となっています。
ある日、「学校に行きたくない」といい出した小3の息子。理由をたずねる母に、息子は「学童で……でもいえない」と口ごもるばかり。不審に思った母は学童保育へ行き……。読者からは、「ちょっとしたいたずらだと思っていても、相手を深く傷付けることがあるのを知ってほしい」「学童って、子供にはかなり影響ありますよね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、漫画家のわかまつまい子さんです。Instagramで「HSC」(Highly Sensitive Child:繊細な子供)をテーマとしたマンガを、またブログやX(旧:Twitter)でも作品を発表しています。Instagramでは、ほかにもギャグマンガを発表するアカウントも運営しています。
ーーフォロワーから寄せられたエピソードということですが、このお話をマンガにして発表しようと思った理由は何ですか?
わが家では、娘を小学校入学と同時に学童保育に通わせたのですが、予想に反して2か月で退会することになりました。娘は「繊細っ子」(HSC)で新しい環境が苦手なため、学童が合わなかったようなのです。
フォロワーさんにも同じような悩みを抱えている方が多く、そのなかに学童で心を痛める経験をされた親御さんがいらっしゃいました。その方のお子さんも、私の娘と同じ繊細っ子だとお聞きしてシンパシーを感じ、マンガを描くきっかけとなりました。
ーーこのエピソードを聞いたとき、どのように思いましたか?
子供の人生を、大人の行いひとつ、言動ひとつで変えてしまうのだなと知り、悲しい気持ちになるとともに、自分も気を付けようと思うようになりました。
ーーエピソードを寄せたフォロワーの方は、マンガになり多くの人の目に触れたことを、どのようにおっしゃっていましたか? 彼女と息子さんに変化はあったのでしょうか?
その後の変化は聞いていませんが、マンガを全部読んでいただいたようで、「気持ちを代弁して下さって、ありがとうございます。少し気持ちが救われました」とメッセージをいただきました。マンガに登場する指導員さんは、まだ学童に勤めているようです……。
ーー作品に、どのようなコメントが寄せられましたか?
「ちょっとしたいたずら心でも、相手からすれば深く傷つき、人生に大きな影響を及ぼすかもしれないことを知ってほしいと思った」「繊細っ子にとって、学童は特にシビアな環境だと思います。うちの子もそうでした」「この指導員、怖い……」などのコメントをいただきました。
(マグミクス編集部)