【漫画】躁鬱でドロドロの日々… ママ友に誘われた”山菜取り”でまさかの人生激変!?
夫婦ともに精神的なトラブルを抱え、心身ともに疲れ果てていた母。ある日、ママ友から「子供を連れて、山菜採りに行こう!」と誘われました。そこでの経験が母を変えて……。Instagramで公開されたマンガが、多くのいいねを集めて話題となりました。作者のemocoさんにお話を聞きました。
心身ともに荒れていた日々が激変!
泥沼のような生活から抜け出す転機となった出来事を描いたマンガ「山菜採りに行って人生かわった話」全14話が、Instagramで多数のいいねを集めて話題となっています。
夫の鬱(うつ)と自身の躁鬱(そううつ)に悩み、家出を繰り返すなど心身ともに荒れていた母。ある日ママ友から、「子連れで山菜採りに行こう」と誘われました。戸惑いながらも参加したところ、そこでは……。読者からは「素晴らしい!」「友達っていいね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、グラフィックデザイナーのemocoさんです。Instagramでエッセイマンガなどを発表しています。
この記事では、全14話のうち、8話までをご紹介しています。Instagramのアカウントで全話を読むことができます。
ーーこのエピソードをマンガにした理由は何ですか?
このときのことは、絶望の日々からパアッと明るいところに行ったような感動があったんです。「どんなに苦しく切ない日々があっても、生きていればなんとかなるよ」と、表現したいと思って描きました。
ーー誘ってくれたママ友は、どのような方ですか?
長女が生まれたときからのママ友なんですが、ほんとーーーーーに素晴らしい方々なんです! 彼女たちがいてくれなかったら、今頃自分がどうしていたのか、想像もつきません。しんどいときは一緒に泣いてくれて、楽しいときはお腹を抱えて大笑いできる、宝物のような友人たちです。
ーーこの日をきっかけに、自分のなかにどのような変化が生まれたと思いますか?
1番大きかったのは、「だめじゃない、いいんだ」という感覚でした。これはだめ、やったらいけない、どうせ無理、こうじゃなきゃ大人としてだめ、親としてだめ、母親としてだめ、人間としてだめ……。そんなふうにどんどん自分を追い込んで苦しかったのですが、「いいじゃん! やってみようよ、絶対できるよ!」と、彼女たちが何にでも背中を押してくれたので、本当に人生が変わりました。
ーーいま落ち込んでいる方、生きるのがつらいという方に、伝えたいメッセージはありますか?
落ち込むしんどさ、生きているのがつらい、体を動かす力も出ない、息がしにくいようなしんどさ……本当によく分かります。自分が大嫌いになっていく感覚も、そこからうまく逃げ出せないのも、本当につらいですよね。耐えていて本当にえらいです。耐えて生きていて、本当に頑張っています! だから、心のなかにいる「傷ついて泣いている自分」に、頑張ったねといってあげてほしいです。
ーーこの作品にどのようなコメントが寄せられましたか。
「友達が素敵」という声が多くあり、うれしかったです。同じ病気の方もコメントを下さったり、感動したといって下さったりした方もいました。みんながちょっとでも楽しんでくれたのならうれしいです。
(マグミクス編集部)