1話終盤5分で「おい待ってくれ…」 2024秋アニメすでに大盛り上がりの「覇権候補」作
2024年秋アニメの放送が始まるなか、覇権候補に躍り出る作品がいくつもあって話題が尽きません。どのような作品が注目を浴びているのでしょうか。
さまざまな賞を受賞したマンガのアニメ化作品
2024年秋アニメの放送が始まり、さまざまな作品が注目を集めています。今季は放送前から「覇権候補」ともささやかれる作品が豊富で、放送を楽しみにしていた人も多いでしょう。放送後、早速心をつかまれた視聴者の声も多々あがっていました。
※この記事では「チ。 ―地球の運動について―』の第3話まで、『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』第26話まで、『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season第52話までのネタバレを含みます。
●『チ。 ―地球の運動について― 』
「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていた同題マンガを原作とする『チ。 ―地球の運動について― 』も、今期の覇権候補に名を連ねる作品のひとつです。
本作は15世紀のヨーロッパ某国を舞台に、神童「ラファウ(CV:坂本真綾)」が当時異端とされていた「地動説」に出会い、その「美しさ」に魅せられて研究にのめりこんでいくというあらすじです。原作マンガは「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞をはじめ、さまざまな賞を受賞しており、アニメも多くの人から期待されていました。
第1話ではラファウが地動説を研究していた「フベルト(CV:速水奨)」と出会って地動説に引き込まれていく姿が描かれ、第2話ではラファウが地動説に惹かれていることが異端審問官「ノヴァク(CV:津田健次郎)」へ露見しそうになり、フベルトが身代わりになって処刑されました。そして、第3話では義父によって、ラファウが地動説を研究していることが教会へ密告されます。そして、裁判にかけられたラファウは地動説を信じると断言し、拷問を受ける前に自殺してしまうのです。
初回の放送後には、「作画が綺麗なうえに、映像化されたことによって転んだシーンとかの視点の動きが分かりやすくなっていた」「拷問とか火あぶりとか常に不穏な雰囲気が漂っていてずっとハラハラする」「開始していきなりノヴァクの拷問シーンでかなり痛かったけど、あそこで容赦ない世界観叩き込まれて良かった」などの声があがっています。
TVアニメ『チ。 ―地球の運動について― 』は毎週土曜日午後11時45分より、NHK総合テレビにて放送中です。
●『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』
1期で好評を得て2期の放送が始まった『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』も、注目を集めています。本作は「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の同題マンガが原作で、サッカーとデスゲームをかけ合わせた異色の作品です。日本をW杯優勝へ導く世界一のストライカーを育てることを目標とし、脱落すれば今後のサッカー日本代表へ入る資格を失うという過酷な条件のもと、招集された高校生たちが「ブルーロック(青い監獄)」で戦い合います。
1期の終盤では、ブルーロックの計画が打ち切られる危機が訪れました。そして、計画を存続させるためには、ブルーロックの選抜メンバーが U-20日本代表と試合して勝つことが求められたのです。
2期はU-20日本代表戦へ向けて、メンバーを選抜するところから始まりました。ブルーロックのチームは上位6位までの選手を中心に結成すると宣言され、残りのレギュラーを決める適性試験が始まります。
適性試験では、上位6人がふたり一組に別れて、残りのメンバーが3人ずつ加わり、5人VS5人のワンマッチを行う方式です。上位6人に対する主張と共存が鍵とされ、主人公の「潔世一(CV:浦和希)」は所属するチームの上位ふたりの相性が悪いことに気付き、ここにチャンスを見出します。
1期はサッカー×デスゲームという新感覚のストーリーが人気を博した一方、一部視聴者から作画崩壊といわれる場面もありました。しかし、2期の第1話は明らかにクオリティが上がっており、「作画が改善されていてキレイになっている! 劇場版よりもキレイかも」「全体的に作画が良かったし塗りが濃くなってる感じがする。アニオリも良かったしこれは期待できる」など喜びの声があがっています。
『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』は、毎週土曜夜11時30分からテレビ朝日系全国ネット「IMAnimation枠」にて放送中です。