「自己紹介で大爆発」「ラスボスとの一戦」アニオリ追加が好評 “良改変”と大注目の24秋アニメ3選
2024年秋アニメの放送は、2024年のなかでも特に大きな盛り上がりを見せているクールです。『ダンダダン』『チ。- 地球の運動について -』など原作から人気の高い作品が多く、アニメ放送後はオリジナル演出へ高い評価を受けていました。
まさかの爆発オチに「感無量」
2024年の秋アニメは『ダンダダン』『チ。- 地球の運動について -』『らんま1/2』など放送前から「大豊作」といわれていました。そして放送開始後、原作にはない表現が追加され、ファンから好評を博した作品も少なくありません。この記事では、特に盛り上がっていた3作品について取り上げます。
●『ダンダダン』
「少年ジャンプ+」で連載中の同題マンガ(作:龍幸伸)を原作とする『ダンダダン』は、第1話の終盤で見せたアニオリ演出が視聴者の心をつかみました。
この作品は霊媒師の家系に生まれた女子高生「モモ(綾瀬桃/CV:若山詩音)」と、同級生でオカルトマニアの「オカルン(高倉健/CV:花江夏樹)」が、幽霊や宇宙人と戦いながらお互いに惹かれ合う物語です。
基本的に原作に忠実に描かれていましたが、第1話の終盤でオカルンがモモに自分の名前を告げるシーンにおいて、粋な演出が加えられました。このシーンでは、オカルンの本名がモモの好きな「高倉健」と同姓同名であることに気付く姿が描かれています。原作では、見開きでモモがときめく様子が描かれましたが、アニメではモモが唖然としている背後で墜落したUFOが爆発し、モモの驚きを強調する演出が施されていました。
この爆発でシーンを締める演出に対しファンから「最後の爆発オチで完全に持ってかれた。感無量よ」「恋心の爆発をUFOの墜落で代替する演出がいいですね、遊び心がある」と高評価で、今後のアニオリ演出にも期待が高まっています。
TVアニメ『ダンダダン』は毎週木曜日深夜24時26分よりMBS/TBS系28局にて放送中です。また「TVer(視聴期限あり)」「Hulu」「Amazon Prime Video」といった配信サービスでも配信中です。
●『BLEACH 千年血戦篇- 相剋譚 -』
アニオリ描写が好評な秋アニメといえば、『BLEACH 千年血戦篇- 相剋譚 -』は外せません。『BLEACH』は、死神の代行者となった主人公「黒崎一護(CV:森田成一)」が、過酷な戦いに巻き込まれながら仲間とともに成長するバトル作品です。分割4クールでの放送が予定されている「千年血戦篇」は、物語の最終章にあたり、本作最大の敵「ユーハバッハ(CV:菅生隆之)」との熾烈な戦いが描かれています。
放送済みの第1クールと第2クールでは、原作にはない戦闘や「卍解」が追加され、ファンから高く評価されました。そして現在放送中の第3クール「相剋譚」でも、第1話からアニオリ描写が盛り込まれています。
第2クールの最終話である第26話では、零番隊の「修多羅千手丸(CV:佐藤利奈)」が原作で描かれていなかった卍解を披露しました。続く第3クールの1話に当たる第27話では、千手丸と「石田雨竜(CV:杉山紀彰)」の戦闘がアニオリで描かれ、雨竜が千手丸に勝利します。さらに第28話では、原作にはなかった一護とユーハバッハの戦闘が描かれ、視聴者を驚かせました。
「千年血戦篇」のアニオリ描写は原作と矛盾することなく、なおかつ丁寧に描かれており、深みが増しています。これにより、ファンからは「原作の雰囲気を壊さず、むしろカッコ良さが増している」と高い評価を受けました。
また、毎週どのようなシーンが追加されるのかを楽しみにしているファンも多く、ネット上では「正直原作だと物足りなかった雨竜と一護の活躍シーンが補完されてて神」「アニオリの追加や戦闘シーンの増加がうれしい。思わず『なん…だと…』とリアクションしちゃう」と称賛する声があふれています。
『BLEACH 千年血戦篇- 相剋譚 -』は毎週土曜日23時よりテレ東系列ほかにて放送中です。また「Hulu」「Disney+」「Amazon Prime Video」といった配信サービスでも配信中です。