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朝から“ポロリ”も? 子供がみる時間帯に放送された過激すぎたアニメ3選

最近では、動画サブスクリプションの普及により、過去のアニメ作品にアクセスすることが容易になりました。昭和や平成初期のアニメには、朝や夕方放送だったにも関わらず、過激なシーンが多く含まれるものも存在しています。それはどういった作品なのでしょうか。

まさかの朝8時放送に「…えっ?」

椎名高志先生のマンガを原作としたアニメ『GS美神』DVD 第1巻(TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)) (C)椎名高志・小学館/東映アニメーション
椎名高志先生のマンガを原作としたアニメ『GS美神』DVD 第1巻(TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)) (C)椎名高志・小学館/東映アニメーション

 時代をさかのぼってみると昭和や平成初期のアニメは、過激な内容であることも少なくありませんでした。そのなかには、いまの時代では深夜帯ですら放送が難しそうな内容が、朝方から夕方の子供たちがみる時間に放送されていたこともあります。この記事であげた3作品は、当時、親と一緒に観ていてTVの前で気まずい思いをした人もいたのではないでしょうか?

●『GS美神』

『GS美神』は、「週刊少年サンデー」(小学館)にて1991年から1999年まで連載されたマンガ『GS美神 極楽大作戦!!』(作:椎名高志)を原作としたアニメ作品で、1993年に放送されました。

「GS(ゴーストスイーパー)」と呼ばれる除霊師「美神令子」が、さまざまな場所に取り憑いた妖怪や幽霊を除霊する物語です。朝8時台の放送ながらも、美神の入浴シーンや、ボディコンに着替えるシーンなど、きわどい描写が多く登場しました。

 また、美神のアシスタント「横島忠夫」は、セクハラキャラとして知られており、見知らぬ美女にキスを迫ったり、美神に対して良からぬ妄想を抱いて殴られたりといったシーンも描かれます。朝から放送されるにはかなり過激な内容でしたが、今もなお根強いファンがおり、再アニメ化や続編が待たれる作品でもあります。

●『まじかる☆タルるートくん』

 江川達也先生によるマンガ『まじかる☆タルるートくん』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載され、1990年に毎週日曜日の朝8時30分枠として放送された作品です。この作品では、魔法使いの「タルるート」と青年「江戸城本丸」が、魔法を利用してイタズラを仕掛けたり、騒動を起こしたりします。

 本丸は運動も勉強も得意ではなく、エッチな妄想ばかりをするという設定で、毎話クラスの女子生徒たちが本丸のイタズラに巻き込まれるのでした。お色気シーンも多く、パンチラはもちろんのこと、ヒロイン「河合伊代菜」の服が破られ胸があらわになるシーンなど日曜の朝とは思えないほど過激な内容が満載です。

 また、タルるートは母親が恋しくなると、女性の胸を吸う癖があるなど、これまた令和に放送するのは難しそうな描写もありました。ただこの作品はエロシーンだけでなく後半のバトル展開や本丸の成長姿などストーリー性が素晴らしく、そういった意味で支持するファンもいたようです。

●『じゃりン子チエ』

 今の時代に放送が難しいアニメといえば、はるき悦巳先生の同題マンガが原作の『じゃりン子チエ』も外せないでしょう。本作は、「漫画アクション」(双葉社)にて連載され、1981年から2期にわたって放送されたアニメです。本作は、物語序盤の1話から22話までは17時枠で放送されていましたが、その後は19時枠に移動して放送されました。

 大阪の下町を舞台に、無職の父「竹本テツ」に代わりホルモン屋をひとりで切り盛りする少女「竹本チエ」と、彼女を取り巻くユニークな登場人物たちの日常が描かれます。

 7話で、テツのかつての担任で恩師でもある「花井先生」がチエの家を訪れた際には、花井先生にすすめられてチエが飲酒するなど、いまなら教育関係のどなたかからお叱りを受けそうな内容が盛りだくさんでした。

 いまでは考えられないような描写も複数ありますが、不遇な環境でたくましく生きるチエに元気をもらえる作品でもあります。

 上述の作品は、過激な描写が盛り込まれながらも、ストーリーなどに好評の声が多くあります。今では放送できないアニメ作品といえば、みなさんはどんな作品を思い浮かべるでしょうか。

※記事の一部を修正しました(2024年10月28日12:46)

(LUIS FIELD)

【画像】足の角度どうなってるの? こちらが砂浜に座る水着姿の美神令子です(6枚)

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