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シビレるほどの鬱展開がいまに語り継がれるSFアニメ 憂鬱なときはホントに閲覧注意!

古今東西、ロボットアニメを含むSFアニメ作品は膨大な数があるなかで、いまに語り継がれる陰鬱な展開を見せた作品を見ていきましょう。なお、憂鬱なときの鑑賞にはくれぐれもご注意ください。

小さな「社会」の中で壊れてゆく少年少女たち

宇宙船「リヴァイアス」の制御中枢「スフィクス」の「ネーヤ」。「無限のリヴァイアス Vol.9」(バンダイナムコフィルムワークス)
宇宙船「リヴァイアス」の制御中枢「スフィクス」の「ネーヤ」。「無限のリヴァイアス Vol.9」(バンダイナムコフィルムワークス)

 1960年代からこのかた、いわゆるロボットアニメを含め、膨大な数のSFアニメ作品が作られてきました。そうしたなかでも、特に鬱展開の激しい作品を見ていきましょう。なおこれら作品について、憂鬱なときや気分がすぐれないときには鑑賞を控えるなど、くれぐれも心の健康にはご留意ください。

●夕方18時の陰惨 『無限のリヴァイアス』

 1999年から2000年にかけてTV放送された『無限のリヴァイアス』も、陰惨な描写で知られる作品のひとつです。

 ある未来。航宙士養成所を訪れていた少年少女たちは、突如テロリストの襲撃を受け、隠されていた謎の航宙可潜艦「リヴァイアス」に逃げ込み、宇宙へと飛び出すこととなりました。大人たちは全員が殉職し、残された487名の子供たちは謎の敵から攻撃を受けるなか、生き延びようと必死にもがきます。

 子供たち同士の恋愛や権力闘争、宗教活動、物資の奪い合いなど、「宇宙船」という閉塞した空間にいびつで複雑な人間関係が錯綜し、破滅への一歩手前を遊弋(ゆうよく)しながら子供たちの逃避行は続いていくのでした。

 そのように陰鬱な物語が展開されていくなか、第18話にてひとつのタガが外れます。、それは主人公サイドの主要キャラクターのひとり「和泉こずえ」が集団暴行されるというもので、視聴者に大きな衝撃を与えました。関東圏では18時から放送されていたアニメであり、はっきりとした映像描写はありませんでしたが性的暴行も示唆する表現があり、極めて挑戦的だったといえるのではないでしょうか。

 これ以降、物語は輪をかけて荒んでいきます。

【画像】宇宙船という閉鎖空間の恐怖…こちらがくだんの「和泉こずえ」です

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