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「ネトフリさん本気っすね」 実写化されたら「グロさ」に気付いたジャンプマンガ

実写化されるマンガは、コアなものから誰もが知る人気作まで多岐にわたります。なかには、原作ではそれほど過激な印象がなかったものの、生身の人間が演じる実写版では「怖い」「グロい」と話題になった大人気作品もありました。

海賊の話ならグロくて当然?

キャスティングも注目の実写版ドラマNetflix『ONE PIECE』メインキービジュアル (C)尾田栄一郎/集英社
キャスティングも注目の実写版ドラマNetflix『ONE PIECE』メインキービジュアル (C)尾田栄一郎/集英社

 近年、配信サービスの台頭により、多くの人気マンガを原作とした実写化作品がオリジナルの限定コンテンツとして制作されています。なかには、原作ではそれほど過激に感じなかったものの、実写化によって「怖さ」「エグさ」が際立った作品もありました。

●『ONE PIECE』

「週刊少年ジャンプ」(集英社)の言わずと知れた大人気マンガ『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)の実写版ドラマシリーズは、2023年に「Netflix」で配信されました。主人公「モンキー・D・ルフィ(演:イニャキ・ゴドイ)」とその仲間たちが、大海賊時代を舞台に海賊王を目指して航海する冒険がアレンジもありつつ描かれています。

 原作では、激しいバトルシーンが多く描かれているものの、尾田先生のポップな絵柄のおかげもあってか、グロテスクな印象はそれほどありません。しかし、実写版ではこれらのシーンが原作以上に痛々しく感じられる描写となっていました。

 たとえば、幼いルフィが自分の顔を刃物で傷つけるシーンや、航海士の「ナミ(演:エミリー・ラッド)」が左肩の刺青に何度もナイフを突き立てるシーンも、実写版で観ると逆になぜ原作では平気だったのか不思議になってきます。また、バトルシーンでもリアルな血しぶきが飛び散ったり、身体が真っぷたつになったりと、海賊同士の戦いらしく恐ろしさが際立っていました。

「脳ぶちまけるし、胴体別れるし、生傷は縫うし、なかなか衝撃だった」「『倒す』んじゃなくて『殺す』という表現に驚いたけど、海賊のマンガだしな」いった声があり、もともと恐ろしい世界観だったことに改めて気付いて驚いた人も多かったようです。

●『幽☆遊☆白書』

『ONE PIECE』と同じく、2023年にNetflixで実写化された「週刊少年ジャンプ」の人気作品といえば、冨樫義博先生原作の『幽☆遊☆白書』です。本作では北村匠海さん、志尊淳さん、本郷奏多さん、上杉柊平さん、綾野剛さんといったイケメン俳優たちが起用され、配信前から話題になっていました。

 物語は主人公「浦飯幽助(演:北村匠海)」がトラックにひかれ死んでしまい、天国にも地獄にも行けないまま、現世に生き返るため「霊界探偵」としてさまざまな事件に巻き込まれていくというものです。

 原作もなかなか過激な描写がありましたが、実写版ではそれがさらに際立っていました。マンガでは描かれなかった幽助の「事故死」の描写がかなりショッキングだったほか、魔界の寄生虫「魔回虫」に乗っ取られた人間がゾンビのような姿になる場面や、妖怪が人を襲うシーン、血しぶきなど恐ろしい場面が続きます。

 Netflixでは、本作のレイティングは「16+(鑑賞を推奨する年齢が16才以上)」の指定が設けられており、絶対に観てはいけないわけではありませんが、小さなお子様がいるご家庭は注意が必要です。

 とはいえ、「『幽☆遊☆白書』のおぞましい妖怪描写がグロキモいのが丁度良い」「綾野さん演じる戸愚呂の最終形態を見事に再現したのは脱帽」「たしかに過激で痛々しいけどそれが合ってる」といった評価も多く、やはりある程度過激にすることは必要だったといえます。

【画像】いや「3次元」だとヤバいって!こちらが実写『ワンピ』で「グロい&怖い」の声が相次いだ「近海の主、アーロン」らです(5枚)

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