「ガンダム」の記憶に残る最終回 1位はファースト2位以下は…? アンケート結果発表
2024年9月30日から実施した、読者アンケート企画「『ガンダム』シリーズの記憶に残る最終回といえば?」の結果を発表します。1位は納得の「ファースト」で、ほかにも素晴らしい最終回を迎えた「ガンダム」ばかりが上位となりました。
「宇宙世紀」ガンダム強し! みなさん悲劇がお好きなようで
マグミクス編集部は「『ガンダム』シリーズの記憶に残る最終回といえば?」と題して、2024年9月30日から10月18日までの期間、読者アンケートを実施しました。今回は総投票数267票のアンケートから、上位4作品を見てみましょう。
なお本記事には、各作品の結末に関する記述が含まれますのでご注意ください。
●4位:『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(20票)
4位にして、非宇宙世紀「ガンダム」シリーズの最上位となったのは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』でした。最終回にいたる終盤、「オルガ・イツカ」を筆頭にメインキャラクターがどんどん退場していき、そして第50話「彼等の居場所」では主人公の「三日月・オーガス」すら死亡してしまうという驚きの展開が待っていました。
回答者からのコメントにも、その衝撃に触れたものが多かった一方、「因果応報」に納得する声も目立ち、『鉄血のオルフェンズ』の特異な物語性を感じられます。
【回答者の声】
・主人公が、死ぬ!!
・静かに熱いミカヅキたちの意志を生き残った団員たちが引き継ぎ、ハメた連中に落し前をつけさせていくところが好き。
・あまりにも無慈悲に人を殺し過ぎた主人公たちが行き着くしかないラストだった。
・とにかく登場人物たちの散り際が勇ましく、美しいから。
・オルガや三日月、アキヒロが死んで、生き残りが平和に生きているのかと思いきや、タカキがオルガの仇を暗殺していたりと、恨みは続くよどこまでも。
・最後に主人公が死ぬ(負ける)作品は今も昔も記憶に残る。
・かわいいジュリエッタが生きていた。
●3位:『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(26票)
3位にはOVA作品ながら『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』が食い込みました。第6話「ポケットの中の戦争」は、「ザクII改」と「アレックス」の戦闘やそれを止めようとする主人公「アル」の懸命な姿、そして落涙必至のビデオレターなど、グッとくる描写続きのエピソードです。
民間人の少年の目を通して戦争の理不尽さを描いた作品のため、ほかのシリーズ作品とは違った感慨を覚えた人も多いようです。また、このエピソードの舞台がクリスマス前後のため、毎年クリスマスシーズンになると思い出す(そして観返す)人もいるのではないでしょうか。
【回答者の声】
・高校時代にリアルタイム(レンタルビデオ)で観た。すごく衝撃を覚え、戦争の悲惨さを学んだ。
・バーニィのビデオが秀逸すぎる。
・残されたビデオレター、最後の校長の演説。泣かないわけがない。
・すべてがすれ違いで、とても悲しい。
・わずか3時間ほどの尺のなかに戦争の虚しさや理不尽さなど、いろいろと詰まった深い作品だと思います。ラストまでのすべての話が単なる前振りだったんじゃないかと思えるくらい、ラストの5分間にすべてが凝縮されているようで胸に刺さりました。
・少年(アル)がすべてを胸の中に飲み込み、漢になる。でも泣くよね、男でも泣いていいんだよ。切なかった。