第1話から「あれ、これ地上波だっけ」 主演女優の衝撃演技でざわついたマンガ原作ドラマ
生々しく過激な描写が特徴的なマンガの実写ドラマは、主演女優の衝撃的な姿が描かれることも少なくありません。普段は清純なイメージが強ければ強いほど、そのギャップに驚く声も続出しています。
いつものイメージとのギャップに風邪ひきそう
ドキドキする過激要素が多い青年マンガ原作の実写ドラマは、深夜の時間帯や配信サービス限定で放送されるとはいえ「ここまでやるとは」と言いたくなるような衝撃のシーンも頻繁に描かれています。
特に朝の連続テレビ小説やホームドラマに出演した経験があったり、清純な役柄のイメージも強い女優が果敢に挑んだ実写ドラマには、観た人が思わずドキドキしてしまうような場面も少なくありません。
●『ぼくは麻理のなか』
『惡の華』や『血の轍』など、数々のヒット作品で知られる押見修造先生のマンガ『ぼくは麻理のなか』は、友人作りに失敗したことが原因で不登校になった大学生「小森功」が、ある日目を覚ますと行きつけのコンビニで見かける女子高生「吉崎麻理」の姿になっていた……という衝撃の展開から始まるストーリーです。
2017年には実写ドラマがFODで配信された後、地上波放送もされましたが、原作マンガに過激なシーンが多いことから「地上波での放送はさすがに無理じゃない?」「じっとりした原作の持つ気持ち悪さがどこまで再現できるんだろう」といった不安の声も目立っていました。
もともと、功(演:吉沢亮)は麻理(演:池田エライザ)を密かに「コンビニの天使」と呼んで恋をしており、自身が麻理になっていた直後はいやらしい目で見ることへの罪悪感から着替えすらも目をつぶっていました。しかし、第3話では麻理の両親との確執の末、自室に戻った功(体は麻理)はベッドの上で下着姿になり、自慰をするという衝撃のシーンが登場します。
ネット上では、「エライザさんの演技が艶かしくて女が観てもドキドキした」「実写化自体不安だったけど、ここまで本気でこのシーンをやった覚悟が凄すぎる」と衝撃を受けた声が相次ぎ、原作の持つ雰囲気を損なわない実写化として評価されました。
●『恋のツキ』
マンガ『恋のツキ』(作:新田章)は、31歳フリーターの主人公「平ワコ」が、同棲中の彼氏「青井ふうた(ふうくん)」との将来に不満を抱くなか、バイト先に現れた男子高校生「伊古ユメアキ(イコくん)」との狭間で揺れ動く姿を描いたラブストーリーです。
2018年に放送された実写ドラマではほぼ毎話ラブシーンが描かれており、ワコを演じた徳永えりさんが衝撃の姿を見せていました。1話と2話では原作にもあった衝撃の行為を、直接的ではないもののしっかり描いており、「地上波でこれは攻め過ぎ」「原作にもあったけど、実写だとより生々しい」とネットで反響が集まっています。
ふうくん(演:渡辺大知)、イコくん(演:神尾楓珠)に加え、さらに元カレの土屋(演:安藤政信)との濡れ場もあり、さまざまな朝ドラ作品にも出演する清純な印象の徳永さんの大胆な姿に視聴者は度肝を抜かれていたようです。
●『復讐の未亡人』
愛する夫「鈴木優吾」の自殺の真相を探るため、主人公「鈴木美月」が「鈴木密」と名前や容姿を変えて別人になったうえで、優吾の勤務先に派遣社員として潜入する『復讐の未亡人』(作:黒澤R)は、原作マンガに濡れ場や過激な復讐シーンが多発することから、2022年に実写ドラマ化が発表された際は、地上波での放送を心配する声が多く出ていました。
密は夫を自殺に追いやった社員を巧みに誘惑し、復讐を果たすためには体を重ねることも躊躇しないキャラクターです。密を演じた松本若菜さんは第1話からパワハラ気質で優吾(演:平岡祐太)を追い詰めていた「橋本課長(演:松尾諭)」と、会社の会議室で薬を口移しする濃厚なラブシーンを披露し、第3話では「若月社長(演:前川泰之)」を誘い出して、ホテルでシャワーを浴びながら激しいキスをする過激なシーンと衝撃的な場面も演じていました。
妖艶な雰囲気を持ち、ときに大胆にハニートラップを仕掛ける密に、ネット上では「初回から過激シーンがフルスロットルでヤバい」「よく地上波でやろうと思ったな」と反響も集めていました。
松本さんは2024年夏に放送されたハートフルなラブコメの実写化ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(原作:ひうらさとる)の出演でさらに知名度を上げており、「『復讐の未亡人』とのギャップがエグ過ぎてびっくりした」「こんなハッピーな役もできるんだ」と、役柄の振れ幅の大きさにも驚きの声があがっています。
(田中泉)