『ワンピ』再び「インペルダウン脱獄劇」もありえる? メンツが濃すぎる囚人たち
世界的人気を誇るマンガ『ONE PIECE』では、現在、重要な設定や伏線を抱えるキャラクターたちが大監獄「インペルダウン」に収容されています。そのメンバーの存在感があまりに濃いため、ファンの間では「再びインペルダウン脱獄劇が展開されるのではないか」とささやかれるほどです。
ルフィと再会して、友情を確かめ合ってほしい愛されキャラも
世界的人気を誇るマンガ『ONE PIECE』では、最終章の物語が盛り上がっています。さまざまな考察も白熱するなか、大監獄「インペルダウン」に収容された海賊たちが密かに注目を集めているようです。その濃いメンバー構成から、一部のファンの間では「再び壮大な脱獄劇が描かれるのでは」とうわさされています。
とりわけ読者の「再登場」への期待が強いのが、主人公「モンキー・D・ルフィ」と熱い友情で結ばれ、幾度も彼の窮地を救った元バロック・ワークスの幹部「Mr.2」こと「ボン・クレー(ベンサム)」です。触れた人に化ける「マネマネの実」を駆使する彼は、監獄署長(当時)「マゼラン」に化けた自分を囮に、ルフィや囚人たちを逃がしており、その行動に多くの読者が心を打たれたことでしょう。
死んだと思われたボン・クレーは、囚人たちの楽園と呼ばれるLEVEL5.5番地「ニューカマーランド」の新女王として君臨していることが、666話の扉絵で明かされています。ファンの間では「再びルフィを助けるために登場するのでは」「今度はルフィがボンちゃんを助ける展開があるかも」などと期待され、彼がニューカマーたちを率いて脱出計画を進めているとも予想されていました。
また、重要な設定を残したまま投獄されているのが、元王下七武海の「エドワード・ウィーブル」です。彼はかつての四皇「白ひげ」と、自称白ひげの愛人で元「ロックス海賊団」メンバーとされる「ミス・バッキン」の息子という肩書きで登場しています。
ウィーブルには目立った戦闘シーンがないものの、かつて「世界最強の男」と呼ばれた白ひげの若い頃を思わせる圧倒的な戦闘力を持つとされ、脱獄となれば間違いなく大きな戦力となるでしょう。また、作者の尾田栄一郎先生は過去のイベントで、ウィーブルが今後の物語にからむと明言しており、最終章での活躍が期待されています。
ウィーブルに焦点が当たれば、バッキンと白ひげとの関係や、ロックス海賊団を巡る伝説の大海賊「ロックス・D・ジーベック」についても、新たな事実が明らかになるかもしれません。
同じく元王下七武海で、「ドレスローザ編」でルフィに敗北した「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」もインペルダウンに収容されています。収容後も世界情勢を把握し、意味深な発言を残す彼の動向にも、注目が集まっているようです。
ドフラミンゴはかつて、聖地「マリージョア」に隠されている「重大な国宝」について、知っていることを明かしました。906話では、何者かが彼を狙い、マゼランがそれを阻止する場面があり、ドフラミンゴは「来たのか? 上からの刺客が」「口封じの殺し屋を送り込んで来たか!?」などと口にしていました。ファンの間では「世界政府関係者がドフラミンゴを消そうとしているのでは?」という意見の一方、「ドフラミンゴから情報を聞き出したい別の勢力が、脱獄を手伝おうとしてるのかも」と、別視点の考察もされています。
インペルダウンには、ドフラミンゴが率いていた「ドンキホーテ海賊団」の部下たちが収容されている可能性も高いです。かつて麦わらの一味を追い込んだ実力を持つ彼らが加われば、さらに脱獄成功の確率は高まるでしょう。
現在、海軍の主力キャラが何人も戦線を離脱しており、今は副署長のマゼランと新署長「ハンニャバル」がいるとはいえ、インペルダウンの守備も手薄になっているかもしれません。収容されている強力なキャラクターたちが結託すれば、大規模な脱獄劇が再び描かれるのではないでしょうか。
(LUIS FIELD)