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【漫画】白血病の男の子と宿泊行事に… クラスの子供たちの行動にほっこりする

漫画家の明さんはツアーナース(学校の課外活動に同伴する看護師)のお仕事をしています。明さんがある宿泊行事に同伴した時のこと。白血病で3か月前まで入院していた小学6年生の男の子がいました。彼の看護に不安があった明さんですが、クラスメイトの子供たちの行動に驚かされます……。

杉浦くんを支える子供たちの行動がすごい

周囲に支えられ宿泊行事に参加する杉浦くん(明さん提供)
周囲に支えられ宿泊行事に参加する杉浦くん(明さん提供)

 漫画家の明さん(@rikukamehameha)はツアーナース(学校の課外活動に同伴する看護師)のお仕事をしています。明さんがある学校の宿泊行事に同伴した時のこと。白血病で3か月前まで入院していた小学6年生の男の子、杉浦くんがいました。杉浦くんの看護に不安があった明さんですが、クラスメイトの子供たちは、彼のことを理解し、協力しようと一生懸命だったのです……。

 この時のことを描いたマンガ『白血病の男の子に出会った時の話』がTwitterで公開され、読者から「ほっこりした」「感動した」と大きな反響を呼んでいます。

 作者の明さんに、お話を聞きました。

ーー『白血病の男の子に出会った時の話』のエピソードを、どのような思いで公開されましたか?

 実は最近、殺伐とした投稿が目につくようになって、私自身が少しSNSに疲れてしまっていました。本当はSNSをやめてしまいたい。でも仕事柄、SNSは切り離せなくなっています。それなら、せめて見た人が、ちょっとでも「ほっこりできる」ものをつぶやきたいな、と思いました。それで、連載中の作品のなかでも多くの方々に好評いただき、なおかつ「ほっこりできそう」なこのエピソードを選んで投稿しました。「みんな、イライラしてないで! ほら、これでも見て、ほっこりしなよ!」と。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「ほっこりした」「ほっこりを通り越して、泣いた」という感想が、一番うれしかったです。ほっこりしていただけて、良かった! また同時に、マンガ内の子供たちの行動を通して「見習いたい」「自分が同じ立場だったら、同じ行動ができるだろうか」と考えてくれた方や、現在私たちが直面している問題に重ねて「自分にできることを、と考えることの大切さ」を感じてくれた方々がいました。「ほっこりしてもらえればいい」と思っていたので、こんなに考えて受け止めてくださる方々がいるんだ、と私自身もうれしく励まされる思いがしました。イライラしていた自分が恥ずかしいです。

『漫画家しながらツアーナースしています。』単行本第2弾が2020年6月5日に発売される(集英社)
『漫画家しながらツアーナースしています。』単行本第2弾が2020年6月5日に発売される(集英社)

ーー今回のマンガも含まれた、集英社のウェブメディア「よみタイ」にて連載中の『漫画家しながらツアーナースしています。』(毎週土曜更新)について、2020年6月5日に単行本第2弾が発売されます。内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 この作品は、ツアーナースのお仕事を通して出会った子供たちのエピソードを読みながら、病気や看護を知ることができるお話になっています。見どころは、子供たちのかわいさと、時々荒ぶる著者です。(主に子供のかわいさと、看護に対する熱意で荒れます)

 ツアーナースのお仕事をしていると、医療従事者とそうでない方との間に、医療や看護の知識の差を感じました。その差によって、危険が生じてしまうような場面にも遭遇したことがあります。そのたびに、「もっと皆が知っていたらいいのに」と思うことがありました。でも私だって自分の専門分野以外のことを学ぶのは、とてもハードルが高いです。いざ「学ぶ」となれば、腰が重くなります。だから、「学ぶ」つもりがなく、ただ楽しくお話を読んでいたら、「ちょっと役に立つ知識」も身に付いていた、そんなマンガにしたいな、と思って描きました。

 このマンガは、読んでくれた方に向けた「応援歌」のつもりで描いているので、読んだらちょっとほっこりして、元気になる……かな? そうだといいなと思っています。

ーーツアーナースのお仕事でお忙しいなか、精力的にマンガやイラストを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?

 一番の原動力は、喜んでくれる人、ほっこりしてくれる人、元気になってくれる人がいることです。「泣いた!」「電車の中で読んで失敗した」「私も頑張ろう」なんてコメントをいただいた時には、小躍りして、そのあと何時間でも絵を描けます。

 それから、「この子を描きたいな」「これ、すばらしいな」って思わせてくれる人や景色、出来事が原動力です。だからマンガだけじゃなくて、ツアーナースを通していろんな人に出会ったり、あちこち出かけます。子供たちと関わった時や友人たちと食事を楽しんだあと、博物館や美術館に行ったあと、素晴らしい景色を見たあとは寝食忘れて絵を描けます。たぶん私は、ひとりぼっちでは絵を描けないタイプだなと思います。素敵な人たちのおかげです。ありがとう。

●『漫画家しながらツアーナースしています。』集英社「よみタイ」にて連載中
https://yomitai.jp/series/tour-nurse/

●『漫画家しながらツアーナースしています。』単行本第2弾が2020年6月5日発売!
https://yomitai.jp/book/tour-nurse-02/

(マグミクス編集部)

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