『ワンピ』最初から出てるのに放置されすぎじゃ…? 判明しないクロスギルドメンバーの謎
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、キャラクターの過去に隠された「伏線」が見どころのひとつです。特に犯罪組織「クロスギルド」メンバーのバギー、クロコダイル、ミホークの3人は、初期から登場しているにもかかわらず未回収の伏線が残されていますが、最近のコミックスで新たな可能性も浮かび上がりました。
3人は単なる悪役では終わらなそう?

マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)は、しれっと描かれていた何でもない描写が、実は重要な伏線だった、という展開も多く、「これは〇〇につながっているのではないか?」と考察も楽しめる作品です。そのなかには序盤から登場しているにも関わらず、いまだに謎が残されているキャラクターもいます。
特に犯罪組織「クロスギルド」のメンバー「バギー」「サー・クロコダイル」「ジュラキュール・ミホーク」の3人には気になる伏線が残っていました。
バギーは「赤髪のシャンクス」とともに、幼少期から「ロジャー海賊団」の船で見習いをしていました。「謎が多い」といわれているシャンクスですら「『ONE PIECE』コミックス-巻四十億『RED』-」が1歳の頃、ロジャーたちに拾われたことが明かされています。しかし、バギーがどんな経緯でロジャー海賊団の一員になったのかは不明で、どこかで拾われたのか、自ら志願して船に乗ったのか、何も分かっていません。
ネット上では「かなりなじんでるし、赤ちゃんの頃から船にいるのでは」「シャンクスと同じくゴッドバレーで拾われたとしたら、バギーも天竜人に関わりがある?」などさまざまな憶測が飛び交っています。
また、クロコダイルには有名な未回収伏線があります。それは革命軍幹部の「エンポリオ・イワンコフ」がクロコダイルの「『弱み』を一つ握ってる」と説明していたことから、彼にはなんらかの秘密がある、というものです。
イワンコフは、コミックス108巻でかつて「天竜人」の奴隷だったことが明かされました。このことから、一部のファンからクロコダイルの持つ「弱み」が「奴隷だった過去」だと推測する声もあがっています。ネット上では「クロコダイルのセラフィムが憂いを帯びた表情なのが気になる。やっぱり元奴隷?」などの意見が見受けられました。
さらに、コミックス63巻の質問コーナー「SBS」で描かれた幼少期のクロコダイルが中性的な姿をしていることや、前述の「弱み」などの発言から「元女性説」も根強く提唱されています。
そして、これまで一切の経歴が謎だったのに、急激に過去を匂わせる情報が明らかになったのがミホークです。コミックス105巻1058話ではミホークがかつて「海兵狩り」と呼ばれていたことが判明しました。さらにコミックス108巻の「SBS」でも尾田先生から「海兵を恨む様な過去と、大きな裏切りにあってきた人」「人生に疲れちゃってる」などの内容が語られ、ファンから注目を浴びました。
謎めいたミホークの過去に、ファンの想像力も広がっているようで「やっぱりミホークの過去編が描かれるってことだよね?」など、ミホークの深掘り展開を期待する声が多くあがっていました。
彼ら3人の未回収伏線が、今後の物語に大きく影響する可能性はあるのでしょうか。
(LUIS FIELD)