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【漫画】「時間にとらわれるのが嫌い」→腕時計をやめた まさかの”落とし穴”に「めちゃわかる」

「時間にとらわれるのが嫌いだから、腕時計はしないことにしているんだ」という先生の考え。当時、高校生の作者はそれを「かっこいい」と感じていたのですが、あることに気付いてからは……。Instagramで公開されたマンガが、「めっちゃ分かります!」と話題の作者、「増田」さんにお話を聞きました。

時計を手放したら…まさかの落とし穴!

マンガ「捨てたつもりが…」のカット(増田さん提供)
マンガ「捨てたつもりが…」のカット(増田さん提供)

 ミニマリストの落とし穴について描いたマンガ「捨てたつもりが…」が、Instagramで500以上のいいねを集めて話題となっています。

「時間にとらわれるのが嫌いだから、腕時計はしないことにしている」という先生の考え。当時、高校生の作者はそれを「かっこいい」と感じていたのですが、あることに気付いてからは見え方が変わり……。読者からは、「めっちゃ分かります!」「私は逆に時計を持っていないと不安です」「時間から解放されるのってなかなか難しいですよね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、フリーライター兼主夫の「増田」さんです。増田さんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー先生の話を聞いた当時、増田さんもそれを実践していましたか?

 私にはもともと「持ち物は少ない方が良い」という、ミニマリスト的な考え方があるんです。先生の話を聞いたときは「かっこいい」と思い、実践しようと思っていました。ただ当時はまだスマホが普及しておらず、時間が分からないとものすごく不便だったため、すぐに諦めました。

ーー「考え方がかっこいいな」と思っていた先生が、やたらと時間を聞いている姿を見たとき、どのように感じましたか?

「なんだか逆にカッコ悪い」「それなら逆に時計をしていた方が良いのでは」などと思った記憶があります。

ーー現在では、持ち物についてどのように考えていますか?

「持つものを減らしたい」という考え方には、当時もいまも、基本的には賛同しています。しかし一方で、「減らしすぎることで不便になることは、本末転倒なのでは?」と思っていて、現在はそのあたりのバランスを考えることが多いです。

ーー先生のように、普段から増田さんが実践している「マイルール」や「こだわり」はありますか?

「ものを減らす」という観点からだと、「同じようなものは、ふたつまで所有可」としています。たとえば、シャツやパンツ、くつ下、靴などは基本的にふたつしか所有しないことにしていて、それ以上増えそうな場合は古いものを捨てるようにしています。また、いきなり高額なものは買わず、100円ショップなどで似たような商品を「試し買い」することも。継続して使うかどうかは分からないので……。「長く使えそうだと感じたら、ちゃんとしたものを買う」といったルールを自分に課していますね。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「無縄自縛(むじょうじばく)ですね」というコメントをいただきました。意味を調べたところ、「縄もないのに自分で自分を縛っている状態」という意味でした。「本当にそうだな~」と思いましたね(汗)。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 久しぶりに高校の卒業アルバムを見ていたときに、ふとこの先生とした話を思い出して、「大人になった目線」で当時のことを振り返ってみようと思ったことがきっかけです。たくさんの反響をいただけてうれしかったです。

(マグミクス編集部)

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