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無料開放されたLINE英単語アプリ 大人が試したら、うろ覚えの単語に苦戦!?

中高生向けのLINE英単語帳アプリが、休校中の学生向けに無料提供されています。苦手な単語で単語帳を作り、友だちともシェアしながら、ゲーム感覚で攻略できる同アプリを社会人の筆者がやってみたら、思いのほか大きな手応えがありました。

6秒で答えられないと「うろおぼえ」認定…

「politician」の意味は?LINE単語帳アプリ「単語クエスト」(ボイスアップラボ株式会社)
「politician」の意味は?LINE単語帳アプリ「単語クエスト」(ボイスアップラボ株式会社)

 英語の勉強は、地道な作業をどれだけ長く続けられるかがポイントといわれます。英語に苦手意識がある中高生だけでなく、一度習った英語を復習したいけれどなかなかできない社会人の方も少なくないのではないでしょうか。

 新型コロナウイルスで各地の学校が休校になるなか、中学生、高校生の自学自習をサポートすべく、英単語をゲーム感覚で学習できるLINE単語帳アプリ「単語クエスト」(ボイスアップラボ株式会社)が2020年4月末から無料提供されています。ちょっとしたスキマ時間でも利用できることから、社会人の筆者も挑戦してみました。

 利用開始するには、LINEで友達追加して、ユーザー登録(プロフィールを伝えるかどうか?チャットにメッセージを送って良いか? の質問に答える)を行い、勉強したい学年をコメントで送信。アプリのインストールは不要で、LINE内で起動します。

 2020年5月現在、対象学年のうち中1〜高3が無料となっています。「高校一年生」を選択して挑戦してみると、40問ぐらいやってみた時点で「obvious」「structure」など、うろ覚えの単語がたくさん出てきます。高校1年生は楽勝かと思っていたのですが、思いのほか手応えが感じられます。

 難しいと感じた点がひとつ。6秒以内で理解したかどうかを判断して送信するボタンを押さないと「おぼえてた」ボタンを押せないので、単語を熟考して思い出す……という選択肢がありません。テストなどの実戦では、ある程度のスピードをもって答える必要が出てくるので、早さに慣れる訓練という側面もあるでしょう。

 公式サイトでは、代表的なモードとして2回以上正解しなくてはクリアできない「クエストモード」を挙げていますが、筆者はまずすべてのカードを最初から確認できる「総復習モード」で単語を理解し、その後「クエストモード」に挑戦するのをおすすめします。

 仕上げとして、ランダムに20問出題される「テストモード」でテストすることで、インプットし復習して、本当に覚えたかどうかを確認する……という流れで、無理なく英単語を覚えることができると思います。

 苦手な単語で単語帳を作って、友だちともシェアして学習できる機能も。受験を控えた学生の利用を想定したものと思われますが、ステイホームのこの時期、社会人も「この単語、受験の時必死で覚えたな…」と思い出がよみがえるきっかけとなるでしょう。友達と共有すれば、話が弾んだりするかもしれませんね。

(川崎晴代)

【画像】「この英単語、必死で覚えたな…」”politician” の意味は?(6枚)

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