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主人公機が燃え尽きた!?『ゲッターロボG』の衝撃 後のロボットシーンに大きな影響

「たった今、新しいゲッターロボが完成したのよ」

原作:永井豪 作画:石川賢 オリジナル版『ゲッターロボ』 第一巻 (復刻名作漫画シリーズ)(小学館)
原作:永井豪 作画:石川賢 オリジナル版『ゲッターロボ』 第一巻 (復刻名作漫画シリーズ)(小学館)

 やがてゲッターロボは爆発して燃え尽きます。そして次の瞬間ミチルさんの「新しいゲッターロボが完成したのよ」との声と共に、ゲッタードラゴンが姿を現したのです。まだ主人公機が交替するという概念がほとんどない時代、これは大変に画期的な出来事だったのです。

 このときはこのときで「すごい!新しいゲッターロボだ!」とはしゃいだものですが、大人になってからよく考えてみると、「え、ゲッターロボって火で燃える素材でできてるんだ……」という疑問が湧いてきたのもまた事実です。

 それはさておき、ゲッターチームは車弁慶を新たなパイロットとして迎え入れ、新たな敵、百鬼帝国との戦いに突入します。

 ドラゴン号、ライガー号、ポセイドン号の3機のゲットマシンがゲッタードラゴン、ゲッターライガー、ゲッターポセイドンへと合体変形する新たなゲッターロボは、もともと宇宙開発用として作られていた旧ゲッターロボとは異なり、最初から戦闘用として設計されているため、10倍もの能力向上を果たしていました。さらには3人の呼吸を合わせ、同時にペダルを踏むことによって放つ必殺技「シャインスパーク」も追加され、中盤以降に登場した強大な敵を次々と葬っていきました。

『ゲッターロボG』は全39話で放送終了となりますが、前作と合わせ、後のロボットシーンに大きな影響を与えていきます。

 特に知名度を高める要因となったのが、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズへの参戦でしょう。特に初期のシリーズでは『ゲッターロボ』は『機動戦士ガンダム』『マジンガーZ』と共に「この3機がいればなんとかなるようにしてある」と言われるほど重要な戦力として機能するようになっており、3人分の精神コマンドが使えることもあって、『真・ゲッターロボ』が参戦するまでは最強戦力の一角として、多くの強敵の撃破に貢献してくれました。

 1990年代半ば以降、多くのゲッター作品が作られるようになりますが、その基本は『ゲッターロボ』と『ゲッターロボG』であることは間違いありません。石川賢先生の手による漫画版ではゲッターロボとゲッターロボGの対決が描かれたり、ゲッタードラゴンが真ドラゴンに進化したりするなどさらにスケールの大きな物語が展開していましたが、2006年の先生の他界により、結末が描かれなかったのが、今でも残念でなりません。

(ライター 早川清一朗)

【画像】続々と生まれた「ゲッター」作品たち

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