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【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(12)】今こそ楽しみたい、ゲーム配信の魅力

ヘビー層はゲーム配信で何を見ている?

 ヘビー層の研究は、そこからだいぶ先に進んだ状態の研究、他の上手いプレイヤーが「その瞬間」どのようにプレイしているのかを研究するために見る……というスタイルです。

 例えば、多人数での対戦シューターゲームでいうと、

「どのような理由でどこに視線を動かしているのか?」(マップの確認や、クリアリングの位置、タイミング)

「自分と違う役割担当はどのようなプレイをしていて、自分のポジションの人間がどのように動くと助かるのか?」(例:自分がサブマシンガンなどの前線役、味方がスナイパーなどの遠距離担当だった場合、どのような位置取りをすればスナイパーが敵を狙いやすく、かつリスクが少なく敵の動きを絞れる「数的有利」を取れるのか?)

 ……といったことを配信で客観的に確認できます。さらにコメントでやり取りすることで、より正確に知りたいことを言語化して、議論を交わすことができるでしょう。

研究以外にもたくさんある! 配信の楽しみ方

メーカー公式の配信番組で、筆者が毎回ゲスト出演している「ボーダーブレイクのボ!」(C)SEGA
メーカー公式の配信番組で、筆者が毎回ゲスト出演している「ボーダーブレイクのボ!」(C)SEGA

 研究のほかにも、配信者や他の視聴者とのコミュニケーションを楽しみにしている人もいます。子供の頃に友達の家で一緒にゲームをしていた時を思い出せる、ライト層の皆さんにもオススメな視聴方法です!

 有名なプロゲーマーを始め、タレント性豊かな楽しい配信者、最近では各界の著名人が次々と配信に参入してきているので、これもまた納得の楽しみ方ですね。

 また、まだ購入していないけれど気になっているゲームの配信をチェックすることで、「購入を検討する」といったことができるのも配信の魅力です。毎週たくさんのゲームタイトルがリリースされる昨今、全てを購入していてはお金も時間も間に合わない!といった時には特に有効な活用法ですね。

 最近では、メーカーによる広報の一環として、クローズドベータ(リリース前に抽選や招待などでプレイヤーを絞って体験版をプレイしてもらうこと)をプロゲーマーやインフルエンサー、メディア関係者などから配信してもらうというケースもあります。

 昔はいわゆる「グレーゾーン」だった配信も、このようにメーカーにとっても新たな広報手段として機能し、需要側と供給側の両方に利益をもたらすコンテンツとなっています。

 気になってきた皆さまはぜひ、望月の個人配信もチェックしてみて下さいね!

(望月英)

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望月英(もちづき・えい)

6月5日生まれ、埼玉県出身。
声優、舞台、MC、配信番組パーソナリティと幅広く活躍中。主な出演作はアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』、『PHYCHO-PASS』、ゲーム『Life is Strange』、『Over watch』、『Assassin’s Creed Origins』など。自身が声優を担当するゲーム『BORDER BREAK』(アフマール役)の公式番組「ボーダーブレイクのボ!」ではレギュラーゲストとして毎回出演している。 Twitter:@ei_mochiduki

●個人配信:「望月英の週末配信」(Twichにて毎週土曜日24:00から配信)
https://www.twitch.tv/ei_mochiduki