『ワンピース』ジョイボーイの物じゃなかったの!? 聖地マリージョアに眠る巨大な麦わら帽子の謎
「エッグヘッド編」において『ONE PIECE(ワンピース)』では、これまで散りばめられていたいくつかの伏線が回収されました。なかでも大きく進展したのは、やはり「ジョイボーイ」に関する秘密でしょう。
徐々に明らかになっていくジョイボーイの正体

『ONE PIECE(ワンピース)』は「エッグヘッド編」を経て、ますますファンの間で考察が白熱しています。「空白の100年」にまつわる話にも大きな進展がありましたが、これにより以前から有力とされていた説のひとつが覆されることになりました。
※『ONE PIECE』コミックス110巻以降の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
天才科学者「ベガパンク」の告発によって明らかになったのは、やはり「空白の100年」における重要人物が「ジョイボーイ」であるということでした。彼は高度な文明を持つ王国に生まれ、主人公「モンキー・D・ルフィ」と同じように伸縮する体で戦う戦士だったといいます。
「エッグヘッド編」の終盤では、鉄の巨人「エメト」の回想によってジョイボーイのシルエットも判明しました。それは「ワノ国編」でコートを羽織っていた際のルフィとそっくりなシルエットで、麦わら帽子を被っている様子もうかがえます。
ここで着目したいのが、ジョイボーイが普通の人間サイズだったことです。実は聖地マリージョアに保管されていた「巨大な麦わら帽子」の存在から、「ジョイボーイ=巨人族」説がファンのあいだで浮上していました。
たしかに世界政府が「空白の100年」の重要人物であるジョイボーイの遺品を厳重に保管していたとしても不思議ではありません。また巨人族といえば、いまだ謎多き「古代巨人族」という存在も気になるところです。
そのため、ジョイボーイが「古代巨人族」で巨大な麦わら帽子を被っていたという説は、かなり有力ではないかとされてきました。しかし今回シルエットが判明し、「ジョイボーイ=巨人族」説は否定されることに……。
では、いったいあの巨大な麦わら帽子は誰のものなのでしょうか。手掛かりはほとんどありませんが、少なくとも「空白の100年」とジョイボーイに関わりのある人物のものである可能性は高いように思えます。
実は一部ファンのあいだでは、ポートガス・D・エースとリトルオーズJr.のワンシーンを関連づける声がチラホラ見受けられます。「マリンフォード頂上戦争編」に登場したリトルオーズJr.の回想では、太陽に近いからという理由で、エースがリトルオーズJr.に笠をプレゼントしていました。
同じようにジョイボーイも、巨大な何者かに麦わら帽子をプレゼントしたのではないか、という考察です。だとすれば巨大な麦わら帽子の持ち主は、ジョイボーイに次ぐ重要人物ということになるでしょう。それは「古代巨人族」なのか、高度な文明を持つ王国の誰かなのか……。
現在物語は「エルバフ編」に突入しているため、巨大な麦わら帽子の真相が明らかになる可能性もあるかもしれません。
(ハララ書房)