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「ガンダム」シリーズの初見で恐怖に震えたメカ 「こんなんどうやって勝つんや…」

モビルスーツやモビルアーマーなど、「ガンダム」シリーズには数多くのメカが登場します。いずれにも「初登場」があるはずで、そうしたなかでも最初から見るものに恐怖を与えたインパクト大なものを挙げていきます。

圧倒的戦力差を感じさせるメカ(いろんな意味で)

未見の人には想像しづらいかもしれませんが、これがこの格好のまま、スィーッと手前方向に飛びます。「HGUC 1/144 サイコガンダム」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
未見の人には想像しづらいかもしれませんが、これがこの格好のまま、スィーッと手前方向に飛びます。「HGUC 1/144 サイコガンダム」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

「ガンダム」シリーズには実にたくさんのモビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)が登場します。そうしたなかでも「初見で震え上がった」メカというと、何になるでしょうか。

●サイコ・ガンダム (『機動戦士Zガンダム』)

 MA「サイコ・ガンダム」の初出は『機動戦士Zガンダム』第17話「ホンコン・シティ」です。

 地球上で、太陽をバックに飛行して現れたその姿(飛行形態)は、およそ航空機が飛ぶスタイルとはかけ離れたもので、当時のキッズは「なんか気持ち悪いというか、とても不気味でした」(40代男性)といいます。

 第17話の後半では、いよいよ人型のスタイルへと変形し、「ガンダムMk-II」を駆る「カミーユ・ビダン」がこれと対峙します。前出の男性は「正直、怖かったです」とか。

「デカいんですよ、とにかく。Mk-IIが小さく見えて、それでまず圧倒されますよね。そして顔がガンダムですから、もうタダモノじゃない。しかもMk-IIの攻撃はまったく歯が立たず、振り払われてふっ飛ばされたりと、とにかくサイコ・ガンダムが圧倒的強者なんですよ」(40代男性)

 コックピットにはおなじみ、「フォウ・ムラサメ」が乗っており、そしてこのときのフォウは話す言葉もちょっとおかしいものでした。

「そのあと、カミーユと共鳴したかなにか、とにかくニュータイプ特有のアレがあって退却していくのですが、そこまではもう本当に、子供心にハラハラしながら観ていました」(40代男性)

 敵が「物理的に巨大である」ことは、それだけで脅威となりうる要素です。そこに黒くて、ガンダム顔で、攻撃が通じないといった要素が加わり、強烈な印象を観るものに与えたのでしょう。

●オッゴ (『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』)

 逆に「小さくて怖い!」と思わされるのが、OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』に登場した「オッゴ」でしょう。こちらは、正確にはMSでもMAでもなく、「モビルポッド」に分類されるメカです。

 一年戦争末期にジオン公国軍が「決戦兵器」との呼び声で投入したもので、端的にいえばドラム缶状のボディに、アームと、「ザクマシンガン」などほかの機体の武器を流用してくっつけただけのものです。連邦軍の「ボール」も相当なシロモノですが、それと比べてもずいぶんとお粗末な機体といえるでしょう。連邦兵からは「ジオンのゴミ箱」などと揶揄されたとか。

「いや、だって、ただのアームのついたドラム缶ですよ? 作業用ならともかく、あんなので宇宙に飛び出して敵と戦うとか、想像しただけで恐怖ですよ。気密もちゃんとしてるのか怪しくないですか?」(50代男性)

 見た目がドラム缶ということもあり、「被弾したらオシマイみたいなのが無理。ボールよりも、なんか怖い」(30代男性)という声も聞かれました。

※一部修正しました(2月6日11時)

(マグミクス編集部)

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