【神々しい】『ガンダム』ゾックが古の御神体に! 磐座(いわくら)風ガンプラに「太古の神秘を感じる」と称賛の声
ガンプラ作品に和の伝統美が息づく注目作が登場しました。「ガンダム」ゲーム内で「ご神体」の愛称で親しまれる「ゾック」を、実在の御神体・磐座(いわくら)として表現。しめ縄や岩肌の緻密な造形が、まるで古来より存在した御神体のような荘厳な雰囲気を醸し出しています。
岩肌やしめ縄の表現に注目

モデラーの「Tacker-01」さんが、ガンプラ「HGUC 1/144 MSM-10 ゾック」を日本古来の御神体である磐座風にアレンジした作品を公開し、SNSで反響を呼んでいます。
この作品は、ゾックが登場するゲーム内でプレイヤーから「ご神体」と愛称で呼ばれることが多いことにヒントを得て制作されました。「愛称ではなく本当の『ご神体』のようにしたら面白そうだ」というアイデアから、実在する御神体である磐座をモチーフに選んだといいます。
作品の特徴として、本体には岩肌を表現するためティッシュをメディウムで接着して成形し、頭頂部のメガ粒子砲は黒曜石風のスタイロに置き換えられています。
特にこだわりが注がれたのが「しめ縄」の表現です。当初は市販の麻紐の使用を検討していたものの、毛羽立ちが目立つという課題から紙紐を採用。本物の作り方を参考に針金を芯にして成形し、紙垂(しで)も細部までていねいに作り込んでいます。「このサイズの紙垂を千切れないように折るのは、本体の制作より神経を使いました」とTacker-01さんは明かしています。
作品を見たSNSユーザーからは「岩の質感が素晴らしい」「太古から信仰されてきた雰囲気が感じられます」「一年戦争から数百年後に御神体として祭られているゾック」といった称賛の声が寄せられています。単なるモデルキットの改造を超えて、日本の伝統文化との融合を果たした作品として高い評価を得ています。
Tacker-01さんは今後の創作について「自身が『実際に作ったら面白そうだな』と思えるモノを作っていけたら」と語っており、次回作にも期待が寄せられます。
(マグミクス編集部)