【漫画】反抗期の中2息子から「授業参観に来るな」と言われた母、こっそり行くと? 結末が素敵
「授業参観に来ないでほしい」思春期真っ最中の中2の息子に言われた母。理由を聞くと、「友達に変な母と思われたくない」と言います。しかし当日、こっそり息子の授業を見に行くと……。古山フウさんのマンガがX(旧:Twitter)で公開され、結末に「いい話」「泣いた」という声が集まっています。
息子が授業参観を嫌がった本当の理由は?

学校からの「授業参観のお知らせ」を見ていた母に、「それ来ないでほしいんだけど」と言い放った、思春期真っ最中の中2の息子。理由を聞くと、「母さん変わってるから、友達に変だって思われたくない」と言います。しかし当日保護者会があり学校にいた母は、こっそり息子の教室に行きました。そこで行われていた授業は……。
古山フウさん(@fuu_furu)による創作マンガ『春思ふ君と』がX(旧:Twitter)で公開されました。読者からは「いい話」「こういうの素敵」「泣いた」「確かに来てほしくない」「めちゃくちゃ分かる」などの声があがり、投稿には5500件を超える「いいね」がついています。
古山フウさんは漫画家として活動しています。「サンデーうぇぶり」にて『ひとひとがみ日々』を連載中で、単行本が3巻まで発売中です。現代のある廃村で、人の姿になってしまった神様たちが、物の怪から食材を買ったりさまざまな困難を乗り越えたりしながら日々を暮らしていくお話です。
作者の古山フウさんに、お話を聞きました。
ーー今回のお話を描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
このお話を考えたのは、友人と自分の反抗期について話したことがきっかけでした。現在私は子供を育てていますが、自分は反抗期に嫌われるタイプの母親だろうなと思うこともあり、母親目線で反抗期を描いてみようということでこのマンガができました。
ーー思春期の男の子の心情がよく伝わってくる描写が印象的でした。マンガを描くうえでこだわったポイントや心がけたことなどを教えて下さい。
母親目線で反抗期を温かく描くことができれば、と思っていたと同時に、学校の先生が出した「親への手紙」という課題が本当に適切かどうかという問いかけもできればと思って描きました。
ジーンとくる話として仕上げてはいますが、家庭の形は本当にさまざまで、親と一緒に暮らしていない子、親という存在が苦しい子もきっとクラスにはいたと思います。そういうことに気付いてもらえたら良いなと思っていました。
ーー作品に寄せられた感想で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
このご感想が、というよりは、「感動した」というコメントと、「嫌な気持ちになった」というコメントの両方をいただけたことが、ちゃんと読んでいただけたんだなと思えて、どちらもとてもうれしかったです。

ーー「サンデーうぇぶり」で連載中の『ひとひとがみ日々』の単行本3巻が発売されました。3巻の収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
『ひとひとがみ日々』は、廃村で暮らす人の姿になった土着の神さまたちが、おいしいものを食べたり危険に見舞われたりしながら自分たちが抱える謎に少しずつ近づいていく物語です。
3巻では、主人公たちが暮らすミツカド山の隣にある大きなフタツカド山の神さまたちとの交流が主な内容となりますが、個性豊かな神さまたちの会話ややり取りをお楽しみいただけたらうれしいなと思っています。
●古山フウさん 前回のインタビュー
(マグミクス編集部)