【漫画】レジのおばちゃん、我が子を「かわいいわねー」 しかし何かがおかしい?
漫画家の山本さほさんが、まだ小さい子供を連れてスーパーに買い物に行った日のこと。レジ担当のおばちゃんと子供のことについて話をします。会計後にお店を出ようとしたときに先ほどの会話で気になることが頭に浮かんできて……? 作者の山本さほさんにお話を聞きました。
子供を「かわいい」と言ってくれたおばちゃんの謎

まだ小さい我が子をおくるみに包んで、買い物に行った漫画家の山本さほさん(@sahoobb)。会計時、レジ担当のおばちゃんに子供のことについて質問されて少し話をします。その後、お店を後にする際に先ほどのレジのおばちゃんとの会話について「おかしい」と感じることがあって……?
山本さほさんによるエッセイマンガ『日記』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は1.2万を超えており、読者からは「その概念だけで幸せになれる、赤ちゃんとはそんな尊い存在なのです」「このおばちゃんの気持ち分かります! 私も子供が巣立ったら概念を愛でるようになると思います!」「子供は人類全体の宝なんです。誰にとっても宝。愛でて当然!!」などの声があがっています。
山本さほさんは漫画家として活動しており、SNSにエッセイマンガを投稿しています。そのほかにも、Kindleにて『きょうも厄日です』全3巻(文藝春秋)が発売中です。こちらの作品はニュースサイト「文春オンライン」(文藝春秋)にて連載中の実録ハプニング・コミックエッセイです。
作者の山本さほさんにお話を聞きました。
ーーレジの女性がとても素敵でした。女性の温かい言葉に対してどのように感じましたか? また、ほかにレジの女性の印象に残ったエピソードや後日談があれば教えて下さい。
初めてのスーパーだったので、優しく声をかけてくださってうれしかったのと、照れくさかったです。ただ、商品を袋に詰めながら、「あれ……? でもあのおばちゃんから赤ちゃん見えてないよな……」と疑問に思ったのでマンガにしました。
ほかにも、町を歩いていると知らない人に「かわいいねー」と声をかけられることが思ったより多く、赤ちゃんが好きな人の多さに驚いています。

ーーお子様が生まれて変わったことを教えて下さい。
まず、自分の人生を自分中心に回せなくなったことに戸惑っています。今まで好き勝手に夜更かししたり、出掛けたりしていたので、誰かを中心に生活をしなきゃいけないことにまだ慣れずに戸惑っています。最近は少しずつですができるようになってきました。
ーーコメント欄にはたくさんの感想や読者の体験談が寄せられています。どのように感じていますか? また、特に印象に残った読者の声について教えて下さい。
子育ては先人の言うことに助けられてばかりなので、ありがたいコメントばかりで助かっています。今回のマンガで「赤ちゃんはただそこにいるだけで愛おしいんです」というコメントがたくさんあって、そんな風にみんな考えてくれているんだと目からウロコでした。
●「文春オンライン」(文藝春秋)にて連載中の『きょうも厄日です』
(マグミクス編集部)