【望月英の「今から始める!」洋ゲーガイド(13)】eスポーツ大会はゲーム配信の究極形?
eスポーツの選手が「腕組み」に「しかめっ面」の理由は?

余談ではありますが、「eスポーツ選手の写真はなぜみんなコワモテで腕を組んでいるのか?」という質問をいただきましたのでこのタイミングでお答えしますと……「誰でもそれっぽくなるポーズ」だからなのです。
舞台などでも、新人役者などが手ぶらで舞台に立つと、普段なら自然なはずの腕を下ろしている体勢が、緊張のせいかどうしても不自然になってしまうため、傘や缶コーヒーなどの小道具を持たせて腕に「目的」を持たせて自然にする、という手法があります。
eスポーツ選手やラーメン屋さんのスタッフが並ぶ写真では物を持たせられないので、腕を組むことにより不自然さを消して、緊張で笑顔が強張ってしまうのを防ぐために、「キリッ」とした顔で統一しているわけですね! (ユーモアの富んだ方は例外で、笑顔だったりしますが)
とはいえ、プロゲーマーの皆さまも写真に撮られ慣れてきたのか、最近の大会の写真だと、ガッツポーズや笑顔のチーム写真も少しずつ増えていて、以前よりカジュアルで親しみやすい雰囲気を醸し出すようになってきましたね!
案の定、書きたいことを思うままに書いていたらもう文字数が…! 自分が大好きなゲームの大会の歴史におけるドラマなども書かせていただきたかったのですが、それはまたのタイミングで!
「スポーツ観戦」は一般的な趣味として知られていますが、それと同じように「eスポーツ観戦」がメジャーな趣味として認知される日が近いものとなるよう、業界全体を望月といっしょに激しく応援していきましょう!
(望月英)