『ドラクエ』簡単にできちゃうのにヤバすぎ“裏技” データぶっ壊れの危険も?
ファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』と『テニス』を使った、カセットを抜き差しするという、危険過ぎる裏技がありました。PlayStation 2版の『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』にも、ディスクのトレイを開けてしまうという大胆な裏技が。簡単にできてしまう、危険極まりない裏技を紹介します。
リスクもあったけど、楽し過ぎた裏技

ファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』と『テニス』を使った、危険過ぎる裏技を試したことはありますか? 『スーパーマリオブラザーズ』をスタートし、電源を入れたまま、カセットを抜き、今度は『テニス』を入れてプレイ。さらに、『テニス』を抜いて『スーパーマリオブラザーズ』を戻すと……見たこともないステージが始まります。
「電源を入れたままカセットを抜き差しする」という、ハードにもソフトにも故障する可能性を与える、禁断の裏技ですが、当時の子供たちは面白過ぎるバグ状態の『スーパーマリオブラザーズ』に夢中になりました。「ドラゴンクエスト」シリーズにも、危険極まりないものの、簡単にできてしまう裏技がありました。
前述の危険な裏技に似ているのが、PlayStation 2でのリメイク版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』での、プレイ中にディスクトレイを開いてしまう、というものです。ゲームのディスクがない状態では、データを読み取ることができないため、そのままプレイを続けると、画面の一部が暗転してしまいます。
ところが、暗転した部分にも、キャラクターを歩いて行かせることができてしまうのです。本来であれば、岩山や海など、歩けない場所にも進めてしまえるので、ディスクを戻すと、その時点では行けない町にも到達することが可能でした。しかし危険な裏技であることには変わりなく、セーブデータに異常が生じて、ゲーム進行ができなくなることもありました。
ここまで強引な方法でなくとも、スーパーファミコン版『ドラクエ5』でバグが発生してしまうシチュエーションがありました。方法がシンプルなだけに、意識せずにプレイしてもバグ状態になってしまう可能性があるのが危険な点でもあります。
方法は、主人公以外のキャラクターをパーティの先頭にし、「モンスターじいさん」に話しかけて、預けたモンスターの様子を見る、という行動を取るだけです。すると、本来表示されるはずのモンスターのステータスではなく、主人公のものが見られます。そして、主人公の姿が、様子を見たモンスターのものに変わってしまうのです。
さらに、モンスターじいさんの元を離れると、主人公を生き返らせたというメッセージが表示されますが、主人公はパーティにいない状態です。町に入り直すと、主人公は棺桶のグラフィックになっています。モンスターじいさんとのやり取りを繰り返すと、本来は青年期にいないはずの「ベビーパンサー」が表示されます。
このバグ技では、強力なステータスのベビーパンサーが戦闘で使えたり、貴重なアイテムを増殖したりといったことが可能です。しかし、バグで出現した仲間はフィールド上を歩くとゲームがフリーズしてしまうため、馬車に入れておかなくてはならないなど制限も多々あります。さらに、セーブデータに異常をきたすおそれもあります。
似たものが、ゲームボーイカラー版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で「キメラのつばさ」を使ったアイテム増殖の裏技です。方法は、「ふくろ」にキメラのつばさと、ステータスアップの種など、増やしたいアイテムを入れます。入れたキメラのつばさに対し「つかう」コマンドを選択し、行き先が出たらキャンセルします。そして、増やしたいアイテムをふくろに入れ直す、という作業をします。すると、アイテムがひとつ増えた状態になります。
このキメラのつばさを使ったバグでは、仲間のステータスを最大値まで上げたり、未入手のアイテムを手に入れたりとさまざまな遊び方ができます。しかし、こちらもバグのせいでゲーム進行ができなくなることもありました。
(マグミクス編集部)


