【漫画】他人からの期待に応えたくて…”自分”はどこに? メッセージに「泣いてしまいました」
他人からの期待に応えようとしすぎて、ときに自分を見失いそうになることも。「そんなときこそ考えてみてほしい」と、作者が作品に込めたメッセージとは……。Instagramで公開されたマンガが、「名言ですね」「思わず泣いてしまいました」と話題の作者、「植月えみり」さんにお話を聞きました。
「あなたによりそい隊」からのメッセージ

生きていく上で大切なことについて描いたマンガが、Instagramで2000以上のいいねを集めて話題となっています。
誰しもが、他人からの期待に応えようとしすぎると、自分を見失いそうになることがあります。しかし、「そんなときこそ考えてみてほしい」と作者が作品に込めた、ある思いとは……。読者からは、「名言ですね」「思わず泣いてしまいました」「逃げたことを、『間違っていたかな』と思っていたけれど、この作品のおかげで自信につながりました」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramで創作マンガや日常マンガを発表している、イラストレーター兼漫画家の「植月えみり」さんです。Kindleでは「植月えみりの絵日記」を配信しています。植月えみりさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー初めて植月えみりさんの作品を読む方のために、作品のコンセプトやキャラクターの紹介をお願いします。
「あなたによりそい隊」というタイトルで、「『しろちゃん』というキャラクターが日常で抱える悩みなどを、どのように癒やすべきか考える」ということをコンセプトにしたマンガを描いています。悩めるしろちゃんに、パンダやあざらしといったキャラたちが寄り添うことで、悩みを解決へと導きます。
ーー作中にあった「自分を傷付けてくる人」にも、さまざまなタイプがいると思います。植月えみりさんは特にどのような人が気になりますか?
相手によって態度を変える人や、相手を見下す癖のある人が特に気になります。
ーーそんな人たちから傷付けられたり、自分を見失いそうになったりした経験はありますか?
仲良しだったはずの友人が、いつからか私を雑に扱うようになり、とても悲しい思いをした経験があります。その人に振り回されるのではなく、離れることで自分を大切にしようと思いました。
ーーメンタルが落ち込んでしまったとき、どのような方法でリフレッシュしていますか?
普段は、健康に気を遣って食事を摂生しているのですが、落ち込んだときは好きなものをたくさん食べることで、気持ちをリフレッシュさせています。また、好きなカフェに行ったり、スーパー銭湯に行ったりなど、自分と向き合う時間を増やすこともしています。
ーー「しろちゃん」のような悩みを抱える方は、読者にも多いかと思います。植月えみりさんから皆さんへ伝えたいことはありますか?
私も日常でたくさん悩んでいますが、「いつかは楽になる」と思いながら楽しい予定を立てたり、おいしいものを食べたりして、日々自分を大切にして生きるようにしています。皆さんも、ご無理なさらずに。
ーー作品について、どのようなコメントが寄せられていますか?
「キャラのみんな、私にも寄り添ってほしい!」「とても参考になりました」などというコメントをいただいて、うれしかったです。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
苦手な人でも関わらないといけないシーンはたくさんあります。学生だとなかなか環境を変えられず、大変なこともあるかと思いますが、大人の場合は比較的自由な選択ができます。「離れられるのであれば離れた方がいい」、それを皆さんにお伝えしたくて描きました。
(マグミクス編集部)