続編に期待の実写版で早く観たい「イケメンvsイケメン」の激戦 「想像するだけで濃厚」
近年数々のマンガが実写化され、好評を博しヒットした作品には続編への期待の声も多く出ています。そのなかでも、これからの続編で早く観たい、「イケメン俳優vsイケメン俳優」の戦いに着目します。
ベテランイケメン俳優同士の「チェーンデスマッチ」に期待の声多数

近年数多くの人気マンガが実写化され、高い評価を受けてヒットした作品も多数ありました。そういった実写版はファンからも続編が望まれており、期待の声が多数出ています。そのなかでも、実写版ならではの見どころとして「イケメンキャスト同士の対決」シーンに期待が集まる作品に着目します。
※この記事では『ゴールデンカムイ』『キングダム』『外道の歌』の実写化されていないエピソードのネタバレに触れています。
2024年1月公開の映画、10月からWOWOWで放送された続編のドラマシリーズが大好評となった実写『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)は、さらなる続編となる映画第2弾の製作が発表されました。本作は明治時代の北海道を舞台にアイヌが隠した莫大な金塊をめぐる戦いを描いており、映画2作目は「網走監獄」でのエピソードが中心になると思われます。
数ある名シーンのなかでも特に注目が集まっているのは、メインキャラの元新選組副長「土方歳三(演:舘ひろし)」と、個人的憎しみゆえに彼を殺さずに長年網走監獄に収監していた典獄「犬童四郎助(演:北村一輝)」の戦いです。網走監獄に主人公「杉元佐一(演:山崎賢人)」たちや、敵対する「陸軍第七師団」が集結し戦うなか、犬童は監獄内の教誨堂で土方を待ち伏せし、自分と相手の手を鎖付きの手錠でつないで、どちらかが死ぬまで終わらない「チェーンデスマッチ」を挑みます。
素の顔は似ていない北村一輝さんが特殊メイクで再現した犬童はキャスト発表時から話題となり、舘ひろしさんとの豪華すぎる一戦に期待の声が相次ぎました。「北村一輝と舘ひろしのチェーンデスマッチとか、パワーワードすぎる」「北村一輝が『私に服従し私の部下になれ!』って言うの……? 舘ひろしに……? 見たすぎる」「舘ひろし土方にネットリ執着する北村一輝犬童とか激ヤバ」と、いまから上述のシーンの再現が待ちきれない人が多いようです。
激しいアクションだけでなく名優ふたりの演技もたっぷり堪能できそうですし、公開後に応援上映が行われれば特に盛り上がる場面となるのではないでしょうか。
同じ山崎賢人さん主演の『キングダム』(作:原泰久)の実写版シリーズは、映画4作目『大将軍の帰還』で一応の大団円を迎えましたが、原作のストックは50巻以上あり、続編への期待の意見が相次いでいます。
秦の始皇帝が全中華を統一する過程の戦いを描いた『キングダム』のなかで、特に人気が高く実写化を望む声が多いのは、秦国にほかの中華5国が手を組んで攻め込んでくる「合従軍編」です。そのなかでも3作目『運命の炎』から登場した、山田裕貴さん演じる趙国の武将「万極」と、山崎さん演じる主人公「信」の戦いはぜひとも観たい場面でしょう。
過去の「長平の戦い」での虐殺で父と兄を失い、白髪と見開いた目の恐ろしいビジュアルとなった万極は、無抵抗の民も虐殺するほど秦を強く恨んでいます。もともと原作ファンで、万極の震えて途切れるような喋り方も再現した山田さんは、「目がイってるところとか陰鬱な感じとか原作の万極が忠実に再現されてて最高」「前髪の隙間から見える万極のあの鋭い目付き素晴らしい」と称賛されました。
ただ、『大将軍の帰還』での万極は、序盤で「飛信隊」を追い詰めた以降あまり出番がなく、残念がるファンも多数います。信と万極が本格的に戦うのは、「合従軍編」のなかのエピソードで、飛信隊と長平の遺族、遺児だけで構成された万極軍の怨念渦巻く激戦が描かれました。
一部報道では『キングダム』5作目以降の撮影が行われたという情報も出ましたが、真偽は不明で実写版の信vs万極が観られるのかはまだ分かりません。「万極vs信、つまり山田裕貴vs山﨑賢人が観たいので、ぜひ合従軍まで実写化して」「あのホラーなシーンを3次元でどう表現するのか気になる」など希望の意見は多いですが、「合従軍編」はただでさえ予算が莫大になりそうですし、なかなか難しいところです。
2024年末には、DMM TV限定のオリジナルドラマとして渡邊ダイスケ先生の『外道の歌』(第1部となる前作『善悪の屑』ふくむ)が実写化されました。法で十分な裁きを与えられなかった凶悪犯罪者たちに、遺族の依頼を受けて罰を与える「復讐屋」の物語を描いており、主人公の「鴨ノ目武(カモ)」役の窪塚洋介さん、「島田虎信(トラ)」役の亀梨和也さん、殺人鬼「園田夢二」役の森崎ウィンさんなど、豪華なイケメン俳優たちの意外なはまり役も話題となっています。
なかでも驚く人が多かったキャスティングが、復讐を代行するカモたちとは違い、遺族や被害者たちを手助けして直接手を下す機会を与える組織「朝食会」のメンバー「鶴巻裕」を演じた溝端淳平さんです。朝食会の東京支部長を務める美女「榎加世子(演:馬場ふみか)」と行動をともにする鶴巻は、眼鏡にもじゃもじゃ頭の地味な見た目ながら、恐るべき戦闘力を持っています。
ドラマ『外道の歌』は全6話という短さで、原作1部『善悪の屑』と2部『外道の歌』の序盤のエピソードで構成されており、6話終盤ではカモがかつて再起不能にしたターゲットの復讐依頼によって、朝食会に捕らえられてしまいました。そして、相棒のトラがやってきたところで終了という、かなり続きが気になる終わり方をしています。
シーズン2が作られれば、原作『外道の歌』1巻でかなりのページが割かれた「トラvs鶴巻」の肉弾戦が観られるはずです。かつての地下格闘技チャンピオンのトラと、米国のレンジャー仕込みの戦闘技術を持つ鶴巻の戦いは、亀梨さんと溝端さんによってどう再現されるのでしょうか。また、実写版の鶴巻はちゃんとインナーのTシャツをズボンに入れていたため、原作のとある名ゼリフも溝端さんの口から聞けそうです。
※山崎賢人さんの「崎」は正式には「たつさき」
(マグミクス編集部)