【漫画】大事なぬいぐるみと電車に←視線が… バカにされたのは勘違いで?「大切な存在って素敵!」
大切なぬいぐるみを抱えて電車で移動中のコアラさん。すると近くの席に座っていたシラサギさんの視線を感じます。ぬいぐるみと一緒にいる自分の姿を笑われたと思ったコアラさんは顔を赤くしてうつむきます。その後、降車駅に到着したシラサギさんが話しかけてきて……? 作者のゆあみさんにお話を聞きました。
コアラさんと出会って「大切な存在」を思い出したシラサギさん

コアラさんは、大切なぬいぐるみと一緒に電車に乗っていました。すると同じ車両にいたシラサギさんの視線を感じます。自分の姿を笑われたと思い、顔を赤くしてうつむくコアラさん。その後、降車駅に到着したシラサギさんに話しかけられます。
シラサギさんは意外にも、恥ずかしそうにぬいぐるみのことを褒めてくれたのでした。実はシラサギさんがコアラさんを見ていたのには理由があって……?
ゆあみさん(@koalaenikki)による創作マンガ『シラサギさんとぬいぐるみ』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は7700を超えており、読者からは「好きなものは好き、それでいい」「いくつになっても大切な相棒の存在は素敵ですよね」「シラサギさんが過去に同じシチュエーションを経験したからこそ出た『かわいい』だったんだね」などの声があがっています。
ゆあみさんは漫画家として活動しており、コアラと友人たちのあたたかな日常が描かれたマンガ『コアラ絵日記』全4巻(KADOKAWA)が発売中です。
作者のゆあみさんにお話を聞きました。
ーー「シラサギさんとぬいぐるみ」を描こうと思ったきっかけや経緯、作品を通じて伝えたかった想いについて教えて下さい。
以前にシラサギさんが所属するバンド、「HEBIQUI」のファンのうさぎさんの話を描いたことがあり、そこから「HEBIQUI」のメンバーの人となりを掘り下げてみたいと思ったのがきっかけでした。
成長する過程で、その歳の自分自身やそのとき大切にしていたものを過去に置いてきてしまうことがあります。ですが、今の自分がそれを欲するのであれば、取りに戻って胸に抱き直すことができたらいいなと思い、このお話を描きました。

ーー思わず泣いてしまう、心温まるお話でした。今作でこだわったコマや、キャラメイクなどがあれば教えて下さい。
そんな風に感じていただき、ありがとうございます。シラサギさんのたたずまいはシャープにかっこよく、コアラちゃんのイメージと反対になるようなキャラクターにしようと思いました。
サングラスを外したときのイメージのギャップとともに、シラサギさんの子供時代の面影を感じられるような表情にしたいと思い、ラストページの作画を頑張りました。
ーーSNSでの反響が多数寄せられています。どのように感じていますか? またコメント欄で、特に印象に残った読者の声について教えて下さい。
「私も同じような経験があります」と仰ってくださったり、長年大切にされているぬいぐるみさんとのエピソードを教えてくださったりして、とてもうれしかったです。今回の『シラサギさんとぬいぐるみ』のお話に限らず、見ず知らずの私に、読者さんの大切な記憶や気持ちを共有してくださることのありがたさをいつも感じております。
(マグミクス編集部)