45歳まで何があった…? 『ハッピー・マニア』の新展開に大人女子は目が離せない
嵐のような女・シゲタの生きざまと恋愛模様を描き、90年代に多くの読者から支持されたマンガ『ハッピー・マニア』が新展開に。物語の行く末を見届けずにはいられない、同作の魅力とは?
嵐のような主人公、「重田加代子」という女
1990年代、女性読者を中心に多くの支持を集めた安野モヨコ先生の『ハッピー・マニア』は、2019年に続編の連載が始まり、新展開を迎えています。現代の大人女子に刺さる同作の魅力について、別冊なかむらりょうこさんが解説します。
* * *
『ハッピー・マニア』は、1995年に祥伝社『FEEL YOUNG』にて連載を開始し、1998年には稲森いずみさんと藤原紀香さん出演でTVドラマ化もされました。ここで『ハッピー・マニア』のあらすじをおさらいしたいと思います。
「彼氏が欲しい」が口癖の24歳・重田加代子(シゲタ)。理想の男性を見つけては、容姿から職業まで変えて、その恋に突っ走ります。そんなシゲタの暴走に呆れながらもアドバイスをくれるのは、美しく仕事もできる親友のルームメイト、29歳・福永ヒロミ(フクちゃん)。
シゲタはすぐに男性に体を許し、その上で彼女にしてもらえないことを思い悩む日々を繰り返していますが、そんなシゲタを陰ながら好きになってしまったのがシゲタのバイト先の同僚で大学生の高橋修一(タカハシ)。シゲタは無事素敵な彼氏ができるのか……?!