今では当たり前となった「平成の逸話」 名作『ゲゲゲの女房』に某有名アーティストが出演していた!
いまでは普通のことですが、放送がアナログからデジタルに切り替わったのは平成23年のことでした。それ以外にも平成ではさまざまな逸話が誕生していたことを覚えていますか?
今では当たり前な平成の出来事

2019年5月に「平成」から「令和」に元号が変わり、まもなく6年が経とうとしています。実は、いまの10代、20代にとっては当たり前なものについての逸話が平成にはありました。
まず、エンタメ好き以外にも影響を与えた出来事といえば、地上波アナログ放送の終了でしょう。2006年12月に全国各地で地上デジタル放送(地デジ)が視聴可能になり、2011年(平成23年)に、東日本大震災の被災地である岩手県、宮城県、福島県の3県を除いた全国44都道府県でアナログ放送から地デジに完全移行しました。
この施策は視聴者の利便性を向上させる一方で、デジタル化で空いた周波数帯域をさまざまな分野に開放することを目的としたものです。当時は、地デジへの移行に関する告知や報道が盛んに行われていました。
一方、アナログ放送終了を見越して、いち早く地デジ対応テレビを買った家庭の一部では、設定や仕組みがよくわからず、TV画面の端にずっと「アナログ」と表示されていた……という珍事も起こっていました。
続いては2010年(平成22年)に放送された連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』です。漫画家である水木しげるさんの妻・武良布枝さんの自伝エッセイ『ゲゲゲの女房』をもとにストーリーが展開され、武良布枝さんを演じた松下奈緒さんや、水木しげるさんを演じた向井理さんが印象的でした。
実は『ゲゲゲの女房』には、いまやドラマでもミュージシャンとしても知らない人はいない有名人が出ていました。それは星野源さんです。
星野源さんは武良布枝さんの明るく社交的な弟「貴司」として出演していました。『ゲゲゲの女房』は2025年現在もNHKオンデマンドやFOD、U-NEXTで配信中です。当時の様子が気になる人は、確認してみてはいかがでしょうか?
最後は、いまでは定番となった『天空の城ラピュタ』の「バルス祭り」です。2013年(平成25年)に「金曜ロードショー」で放送された際、「バルス」で14万3199ツイート(現在のXでいうポスト)の世界新記録を樹立しました。
これ以前も「金曜ロードショー」で放送されるたびに同じタイミングで「バルス」と投稿されてきましたが、2012年あたりからスマートフォンの普及が大きく進み、Twitter(現:X)利用者が増加したことで、より多くの人が「バルス祭り」に参加したのでしょう。
平成の後半にスマートフォンの普及が進んだことで、「ひとり1台」所有が当たり前の時代になりました。数十年後に振り返ると、当時は気付かなかった新しい発見があるかもしれません。
(マグミクス編集部)