【漫画】海外の店で雨宿り 不審がる店長が警察に電話!? 結末に「地獄から天国」
海外での旅日記をマンガに描いて定期的にTwitterに投稿している漫画家の五箇野人さん。ヨーロッパでの出来事を描いたマンガが大きな反響を呼んでいます。雨宿りのため電器店に入った五箇野人さんは、店長に不審がられてしまい……?
「不審オーラ」でコワモテ店長ににらまれ…?
さまざまな国を旅して人びとに会い、「サンデーうぇぶり」で『#世界#映え殺し#ツアーズ』を、「ゲッサン」で『世界歩いてるとドープな人にカラまれる』を連載中の漫画家・五箇野人さん(@gokayajin)。ブログ『五箇野人の海外旅日記』やTwitterでも海外での旅日記をマンガに描いて定期的に投稿しています。今回、ヨーロッパでの出来事を描いたマンガに大きな反響がありました。
五箇野人さんがヨーロッパ郊外の町を歩いていると、突然激しい雨が降り出しました。雨宿りのため近くの電器店に逃げ込みましたが、「町の電器屋さん」という雰囲気のその店に観光客が入るのは不自然。店長は「不審者が来た」というオーラでこちらを見ています。
どこかに電話をかける店長。「警察……!?」と絶体絶命の五箇野人さんでしたが……? マンガの予想外の展開に、読者からは「これぞ紳士」「素敵」「和む」などの声が多くあがりました。
作者の五箇野人さんに、お話を聞きました。
ーー海外で数々の経験をされているなかで、今回のヨーロッパでの出来事をマンガに描こうと思ったきっかけはありましたか?
純粋にうれしかったことなので見る方に追体験していただけたらと思って描きました。特に自分のなかでも、感情の動きが大きかった出来事だったので印象に残っていました。
ーー電器店に入ってからの気持ちの変化が大きかったと思いますが、この時の五箇野人さんのお気持ちを改めてお聞かせ下さい。
不審がられてしまっていると思い込み出すと、店長が出す物音ひとつでもマイナスに捉えられてしまって、自分のなかで状況は最悪でした。歓迎されていると分かった瞬間の解放感というか、現地で優しくしていただいた時にいつも感じるのですが、何とも言えない幸福感がザワザワと込み上げてきて、まさに地獄から天国という感じでした。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
毎回印象に残るのは「自分もこういうことをしてあげよう」という内容のコメントです。特に「人に優しくしましょう!」と呼びかけるつもりで描いているわけではなく、うれしかった体験を共有できればと思ってるだけなんですが、そこからそうやってさらにポジティブに受け取っていただける方々がいるとシンプルに素敵だなと感じます。
ーーTwitterでは海外での旅日記をマンガに描いて多数投稿なさっていますが、最近投稿されたマンガで、反響が大きかったもの、ご自身が気に入っているものなどがあれば教えて下さい。
個人的には時期的なものもあり、2020年2月に投稿したコロナに関する話『海外の田舎町でコロナに反応した現地の人に撃退される。』は今でも印象に残っています。アジア人というだけで警戒されることもありましたが、それでも良くしてくれる方々が多く、感染予防が必要なのはもちろんですが、自分もそうありたいと思いました。
ーーTwitterで精力的にエッセイマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
マンガを見てご反応いただけると原動力になります。さらに、海外で現地の方に良くしていただいた時も、「この人のすごさは自分の中だけで留めていてはいけない」と、皆さんにお伝えする意欲にもなります。自分は体験の橋渡し役みたいな感じと思っています。
●五箇野人さん 過去のインタビュー
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●五箇野人さんブログ『五箇野人の海外旅日記』
http://gokayajin.blog.jp/
(マグミクス編集部)