「剥き出し」なのに子供観られるんかい! 油断すると危険な実写化映画
残酷な殺傷シーンやグロテスクな表現を含みながら、特にR指定を受けていないマンガの実写映画も少なくありません。なかにはギリギリの攻めた表現をしており、視聴には覚悟が必要な作品も存在します。
人肉に虫系のグロ、精神的にもキツイかも?

激しい暴力や流血、殺傷などの過激な描写を含む作品でも、映倫ではR指定まではいかず、PG12(12歳未満の年少者の観覧には、親または保護者の助言・指導を必要)に指定される映画は多々あります。マンガの実写映画のなかにも、想定以上に刺激が強く、大人でも油断できない作品は少なくありません。
●『秘密 THE TOP SECRET』
清水玲子先生のマンガが原作の映画『秘密 THE TOP SECRET』は、2016年に公開されました。死者の記憶を映像化し、犯罪捜査を行う特別捜査機関「科学警察研究所法医第九研究室(通称:第九)」の室長「薪剛(演:生田斗真)」や、新人捜査官「青木一行(演:岡田将生)」らの苦闘を描くミステリーです。
彼らが行方不明の少女を探す捜査の過程では、死者の頭部を開いてむき出しになった脳にケーブルをつなぐ描写や、血しぶきのあがる殺傷シーンなどグロテスクな場面があり、観客を震撼させました。実際に「映画館で途中退席する人がいた」「途中で吐き気が……」という声もあり、要注意な作品となっています。
●『他人は地獄だ』
2024年11月に公開された『他人は地獄だ』(原作:ヨンキ)は、韓国の人気Webコミックを実写映画化したサスペンスホラー作品です。本作では、上京するも行く当てを失くした主人公「ユウ(演:八村倫太郎)」が、格安シェアハウス「方舟」に入居し、恐ろしい体験に巻き込まれていきます。
方舟の住人たちの行動や会話からも不気味な空気が漂いますが、それ以上に人肉食を思わせる焼肉の場面や、ぎちぎちに虫が詰められた瓶など、身の毛もよだつシーンが多々あります。暴力描写も生々しく、「暗い画面ではっきり分かるくらい、流血や殺傷の描写が具体的でキツい」という声もあがりました。
さらに、職場や私生活でのストレスを抱えるユウの心が、徐々に崩壊していくハードな展開も待ち受けています。視覚的にも精神的にもショッキングな本作は、「R指定のほうがしっくりくる」と評される、はっきり大人向けの作品です。
●『不能犯』
2018年公開の映画『不能犯』(原作:宮月新)は、都内で連続変死事件を引き起こす「不能犯」の男 「宇相吹正(演:松坂桃李)」と、彼を追う女性刑事「多田友子(演:沢尻エリカ)」の対決を描くサスペンススリラーです。
冒頭から次々と登場人物が死亡し緊迫感に包まれる本作は、おぞましい殺人描写も話題となりました。宇相吹に心を操られた者が手首に謎の虫が這いずり回る幻覚を見たり、気が狂って人をめった刺しにしたりと、思わず目をそらしてしまう描写が多々あります。爽やかな印象の松坂さんが、狂気を帯びた笑みを浮かべる表情の演技も、不気味さをいっそう際立たせました。
なお、ニュースサイト「TOCANA」のインタビューにて、本作を手掛けた白石晃士監督は残酷描写がPG12で許されるギリギリのラインを攻め、「限界まで挑戦した」と語っています。PG12における最大級の過激描写を知る目的で、本作を視聴してみても面白いかもしれません。
(LUIS FIELD)

