【漫画】“特に仲が良いわけではない”同僚が退職する 不思議な喪失感を描いたマンガに1.4万いいね
ある日、約1年一緒に働いた塩田から退職すると聞いた主人公の牧野。夫の転勤が理由で引越しが決まったそうです。お互いにSNSのアカウントは交換していたのですが、そこまで深い関係性ではありませんでした。それから牧野は彼女のことを考えるようになり……? 作者のほしあらんさんにお話を聞きました。
住む世界が違うと思っていた同僚の別れ

主人公の牧野は、同僚の塩田からお店を退職すると聞かされます。1年前、塩田が働き始めた当初から、丁寧なSNSの内容や、テキパキとこなす仕事ぶりから「ちょっとだけ世界が違う人かなあ」と考えていました。さらに塩田が仙台へ転居する理由が、夫の転勤が理由だと知ります。牧野は塩田のことが気になり、改めてSNSを見る機会が増えていき……?
ほしあらんさん(@HS___Z)による創作マンガ『特に仲が良いわけではない同僚が店を辞めるらしい』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は1.4万を超えており、読者からは「SNSができて、人との関わり方が少し変わっていっても、それは寂しいことばかりじゃないと思わせてくれる素敵な作品」「言葉にするにはすごく難しいですが、心にキュッと来る感覚でした」「マンガのような人間関係は決して少なくないし、とても共感できる」などの声があがっています。
ほしあらんは漫画家として活動しており、SNSにてマンガを投稿しています。また、Webマンガ配信サイト「コミックグロウル」にて読切作品『Best wishes』が無料公開されています。女性同士の友人関係を描いたマンガです。主人公・アリサの心の揺れ動きを繊細に描いた、切なくも共感できるストーリーです。
作者のほしあらんさんにお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描こうと思ったきっかけや経緯について教えて下さい。
この作品はデビュー前に雑誌の新人賞に応募するために描いた作品です。残念ながら賞はいただけなかったのですが、この作品を描いたことでさまざまな出会いが生まれました。いまでも1番好きといっていただけることが多い大切な作品です。
ーー実際に経験したなかで、特に印象的だった「お別れ」はありますか?
別れというと学生の卒業が1番に思いつくのですが、実際により記憶に残っているのはバイト先や職場でのお別れだなと思います。みんなといっせいに別れる卒業よりも、一人ひとりとの別れ自体が密接な感じがするからでしょうか。今年の春も見送る立場で、その人のことを考えながら花束を選びました。喜んでもらえてうれしかったですね。

ーーほしさんもSNSを通じて友人の意外な面などを発見した、気付いた経験などはありますか?
いい経験も悪い経験もたくさんあります。今はInstagramやTikTokなどの写真や映像を通したSNSを使う人が増えているかと思いますが、やはりXなど文章がメインのSNSは、普段の印象からまた変わった面といいますか、その人の考えが伝わることが多いので、より内部をのぞいている感じがして好きです。
ーー作品について印象に残った読者からの感想などがあればお聞かせ下さい。
今回の掲載ではないのですが、「SNSを見ただけで人間を分かった気になるな」というコメントをいただいたときは、それはその通りだなと思いました(笑)。
ただやはり現代のSNS社会においては、発信も個人の一部だと思いますし、見えてしまう以上、むしろSNSだけで判断されてしまうのは嫌でも避けられないことかなと。もちろんプラスの感想もたくさんいただいて、どれもありがたく読んでいます!!
(マグミクス編集部)



















