毎回別人みたい 『あんぱん』次郎役の中島歩の演技に注目した作品は?【アンケート実施】
『あんぱん』の「若松次郎」役で注目されている36歳の俳優、中島歩さんは、これまで数多くの映画、ドラマに出演してきました。そのなかで、特にあなたが注目したのはどの作品でしょうか。
色んな役で「ドンズバ」

NHKの連続テレビ小説『あんぱん』では、主人公「のぶ(演:今田美桜)」の心優しき夫で一等航海士の「若松次郎」役の中島歩さんの演技力や、落ち着いた低い声、昭和の雰囲気が似合う美男子の佇まいを称賛する声が相次いでいます。中島さんの最初の朝ドラ出演作『花子とアン』(2014年前期)を思い出した方も多いようで、伯爵家の令嬢「蓮子(演:仲間由紀恵)」と駆け落ちする青年「宮本龍一」役との印象の違いに驚く声も出ていました。
ほかにも中島さんは近年数々の映画やドラマ、CMなどで印象的な演技を見せて注目を集めており、どの作品で中島さんの存在を知り、注目したかというトピックもネット上で話題になっています。
中島歩さんは数々の映画、ドラマのサブキャラで、インパクトを残し話題になってきました。あなたが特に印象に残っているのは、どの作品でしょうか。この記事では、「中島歩さんの出演作で特に印象に残っているのは?」というアンケートを実施します。今回はまず、ドラマの注目作を振り返ります。
●『死役所』佐尾高慈役
2019年に放送されたTOKIOの松岡昌宏さん主演のドラマ『死役所』(原作:あずみきし)の第6話で、中島さんはお笑いコンビ「カニすべからく」の「佐尾高慈」を演じました。本作は、さまざまな理由で亡くなった人間たちの手続きを行う「死役所」を舞台にした物語です。
中島さん演じる佐尾は、相方の「高関一文(演:重岡大毅)」を残して病死した芸人でした。なかなか売れず、結成10年目でようやく賞レース「デッドオアコント」の決勝進出のチャンスをつかむも、そのときすでに佐尾の身体は病魔に侵されていたのです。
高関役の重岡さんが「すごく原作の『佐尾』なんです」とコメントしていた通り、中島さんのビジュアルや話し方のトーンなどは原作ファンからも絶賛されました。「高関の言葉で目が泳ぐくらいに動揺しちゃうところとか、最後の最後で目に涙が溜まるところとか、あんなに感情が表に出ない佐尾の、ほんの少しの気持ちの動きを表すの本当にすごい」「ネタを作っている方の芸人さんの思慮深い雰囲気や、真意を話そうとしないあたりとか、こんな感じの人いそう」と、本作の実在感のある芸人の演技で中島さに注目した方は多いようです。
●『不適切にもほどがある!』安森先生
『あんぱん』には、2024年のヒットドラマ『不適切にもほどがある!』で主人公親子役を演じていた阿部サダヲさんと河合優実さんが出ており、さらに同作で「安森」役を演じていた中島さんが登場したことで、ネット上では大いに話題になりました。安森は、メインキャラのひとりで2024年からタイムスリップしてきた「向坂キヨシ(演:坂元愛登)」が通うことになる、昭和の中学校の教師です。
物語の途中では、安森がキヨシの母でフェミニストの社会学者「サカエ(演:吉田羊)」に告白し話題を集めます。サカエが令和の価値観でルッキズムは良くないと思いつつ、安森の見た目が「ドンズバ」であることに葛藤するさまも笑いを呼びました。
独特のヘアスタイルや、意外な「歌唱」「ダンス」シーンなど、貴重な中島さんの姿が観られるほか、かっこいいのにどこか頼りないキャラで印象に残ったという声も多く、「安森先生のかもし出す絶妙なおとぼけ感が好きすぎてたまらない」「出てきた時点で半笑いになってしまうおいしい役」などと、こちらも話題を集めています。
●『ガンニバル』後藤理
『あんぱん』で次郎が登場した際、直近の中島さんの出演作として比較で上げる声が特に多かったのが、2025年4月から配信されたDisney+のドラマ『ガンニバル』シーズン2(原作:二宮正明)です。人食いの習慣が残る「供花村」が舞台のホラーで、中島さん演じる「後藤理」は村を牛耳る「後藤家」のなかでも、汚れ仕事を担う危険な人物として描かれました。
ロン毛に眼鏡と無精ひげというビジュアルで、乗用車にトラックで突っ込んで横転させたり、主人公の警察官「阿川大悟(演:柳楽優弥)」と狭い店内で死闘を繰り広げたり、封鎖した橋へよじ登って登場したりと、怪物じみた存在感を見せ、「これまでの理性的なイメージとは真逆の狂気の戦闘狂でこちらも最高」「身体のデカさと声の低さを最大限に活かしてる」と、シーズン2からの新キャラのなかで特に称賛を集めています。
各映画、ドラマで全く違う顔を見せる中島歩さんの出演作で、特にあなたが印象に残っているのは、どの作品でしょうか。ぜひ投票で、あなたの意見を聞かせて下さい。
※本アンケート企画は、意識調査の一環として実施します。特定の作品に対して、優劣や良し悪しを判断する意図はございません。読者の皆さんにとっての新たな作品の出会いの一助になりますと幸いです。
(マグミクス編集部)