『ハサウェイ』主人公機「Ξガンダム」なぜゴツい? あとなぜテロリストのもとへ?
『閃光のハサウェイ』続編に、ついに動きがありました。その主役機「Ξ(クスィー)ガンダム」は、従来の「ガンダム」タイプと比べると、ずいぶんと特異な立ち位置の機体に見えます。
けっこう特異な立ち位置の「Ξガンダム」

劇場アニメ作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の続編『キルケーの魔女』が話題です。2025年6月26日、最新映像とともに今冬公開とアナウンスされました。富野由悠季さんによる同題小説を原作とした劇場アニメ3部作の2作目にあたります。
いわゆる宇宙世紀シリーズに分類される作品で、環境テロリスト「マフティー」となった「ハサウェイ・ノア」が、新型モビルスーツ(MS)「Ξ(クスィー)ガンダム」を駆って、地球連邦政府に反旗を翻すというストーリーです。劇場アニメ第1作は2021年に公開されていますが、物語が佳境を迎えるのはまだまだこれから、といったところといえるでしょう。
ところでその主役機の「Ξ(クスィー)ガンダム」、見た目もそうですが、これまでのシリーズ作品に照らすと、いろいろと特異な点が見える機体ではないでしょうか。
●なぜあんなにゴツいの?
まずは見た目、従来のいわゆるガンダムタイプのMSに比べ、ずいぶんとゴツい印象を受けることでしょう。これは機体内蔵型の「ミノフスキー・フライト・ユニット」を搭載しているのが大きな理由と考えられます。
ミノフスキー・フライト・ユニットとは、「ガンダム」シリーズの世界設定でおなじみ「ミノフスキー粒子」の特性を応用した、重力下における浮遊を実現するものです。
たとえば『機動戦士ガンダム』において、「ホワイトベース」が地球の大気圏内を飛行していた際にも、同様の「ミノフスキー・クラフト」という浮遊システムが用いられています。ただ機器はまだまだ大型で、「宇宙世紀」においてはその後も長いあいだ、MSが大気圏内の空中を移動するには「ドダイ」などのサブフライトシステムに乗るか、「Zガンダム」の「ウェイブライダー」のように(従来の航空力学に則って)推力により飛翔するカタチしかありませんでした。
時代が進み、そのミノフスキー・クラフトがMSサイズにまで小型化され、Ξガンダムに搭載されたというわけです。大気圏内を飛行する際は「フライトフォーム」に変形しますが、「Zガンダム」のような大掛かりな変形は必要としていません。
●なぜテロリストがガンダムを運用しているの?
次に「なぜテロ組織であるマフティーが、軍事兵器であるガンダムを、アナハイム・エレクトロニクスという政府ともつながっている軍事企業に作らせることができたのか」という点、これについて劇場版第1作では、なんら説明がなされていません。
「アナハイム・エレクトロニクス」が、敵対する勢力の双方と取引する程度は何でもない顔で行ってきた根っからの「死の商人」であることは、ご存じの通りです。テロリストにMSを卸すくらいは、日常業務のごとくやってのけるでしょう。
とはいえ、こと「ガンダムタイプのMS」は、一介のテロ組織が、なんのコネクションもなしに発注できるシロモノではないでしょう。お代も相応の巨額になるはずです。逆に考えれば、「コネ」があり「カネ」もあるバックでもついていなければ、テロリストがガンダムなぞ手に入れられるわけがないのです。
この点については、原作小説である程度の説明がなされており、劇場版アニメでも今後、明かされていくことでしょう。ただ、ネタバレになるため詳細は控えますが、その説明にもなにやら裏がありそうです。そうした「裏」を読み解く際には、この「普通に考えればテロリストがガンダムなぞ手に入れられるわけがない」という観点がカギになる……かもしれません。
(マグミクス編集部)





