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「声優の演技力がすごいアニメ」3選 イケボ、萌え声だけでない“凄まじさ”を感じさせる

引き込まれるアニメに欠かせない「声優」という仕事。声優さんとキャラクターの相性、そして演技力が、アニメのクオリティに大きな影響を与えます。そこで今回は、「声優の演技力がすごいアニメ」を3つご紹介します。

演技力の高さに目が離せなくなる! 声優たちの演技の数々…

 アニメのキャラクターたちに命を吹き込む「声優」という仕事。何気なく観ていたつもりがいつの間にか物語の世界に引き込まれ、キャラクターたちと同じ目線に立っている…。そこには映像のクオリティももちろん必要ですが、やっぱりそれ以上に、声優さんとキャラクターの相性、そして演技力が大きな影響を与えているといえます。

 そしてたまに、声優さんの声とキャラクターが完全に一体化していて、そのあまりに真に迫る演技に鳥肌が立つことがあります。そういった作品に出会えると、改めて声優という仕事のすごさ、その作品を観られる幸せを実感せずにはいられません。そこで今回は、そんな「声優の演技力がすごいアニメ」を3つご紹介します。

●『昭和元禄落語心中』

『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』Blu-ray BOX (C)雲田はるこ・講談社/落語心中協会
『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』Blu-ray BOX (C)雲田はるこ・講談社/落語心中協会

 ひとつめは、『昭和元禄落語心中』。講談社が刊行するコミック雑誌「ITAN」にて連載されていたマンガ『昭和元禄落語心中』(雲田はるこ/講談社)が原作となっています。アニメは第1期として2016年1月~4月、第2期として2017年1月~3月と2回にわたって放送され、2018年にはNHKでドラマ化もされています。

 本作品は、戦前からバブル以降までの落語の世界、そして落語に関わる人間たちやその恋模様を中心に描いた物語。ある日、刑務所から出所後落語をするべく落語家・有楽亭八雲(CV:石田彰)の元を訪れた与太郎(CV:関智一)。どうにか弟子にしてもらえた与太郎は、かつて八雲とともに落語をしていた助六(CV:山寺宏一)の落語に惚れてしまいます。それを知った八雲は、助六との思い出を語り始めて――。

 落語経験者である関さん、落語好きだという石田さんの落語シーンの演技力もさることながら、作品全体が落語のような独特のリズム感を持って演じられるのが印象的。石田さん、関さん、山寺さん、そして小夏役の小林ゆうさん、みよ吉役の林原めぐみさんなど豪華声優陣の本気の演技が楽しめます。また、石田さんが演じる八雲の声が年を重ねるごとに見事に変わっていく様子に、「ベテランの実力を見せつけられた」と放送当時、話題となりました。

●『Re:ゼロから始める異世界生活』

『Re:ゼロから始める異世界生活』2期キービジュアル (C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
『Re:ゼロから始める異世界生活』2期キービジュアル (C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

 ふたつめは、『Re:ゼロから始める異世界生活』。小説投稿サイト『小説家になろう』で連載されていた小説『Re:ゼロから始める異世界生活』(長月達平)が原作で、その後KADOKAWAのMF文庫Jから単行本として刊行されています。アニメは2016年4月~9月に第1期が、今年2020年1月より第1期の新編集版が放送され話題となりました。また、2020年7月からは第2期もスタートします。

 本作の主人公となっているのは、ある日コンビニの帰り道に突然異世界へ飛ばされてしまった主人公・菜月昴(ナツキ・スバル/CV:小林裕介)。彼は困っていたところを助けてくれた少女・エミリア(CV:高橋李依)に好意を抱き、そこから唯一得た「死に戻り」の力を駆使し、何度も何度も同じ時間軸を繰り返すことで周囲の人々の命を救っていく――。

 何かと個性的な口調のキャラクターが多い本作品ですが、演技のインパクトで言うとやはり嫉妬の魔女を崇拝する謎の団体「魔女教」の創設者、ペテルギウス・ロマネコンティ(CV:松岡禎丞)の存在は外せません。あの気の触れた口調を違和感なく演じる技術はさすがのひと言。また、新編集版第23話「悪辣なる怠惰」ではスバルがペテルギウスに体を乗っ取られるシーンがあり、そこでのスバルと「スバルに乗り移ったペテルギウス」の演技の切り替えが凄まじく、ネットでも賞賛の声があがりました。

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