『ポケモン剣盾』7月はオンライン対戦に変化が? 過去作登場のポケモン大量投入
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』のオンライン対戦「ランクマッチ」の新シーズンが2020年7月1日(水)から始まりました。バトルで使えることのできるポケモンたちが大量投入されたことから今後のバトルシーンが大きく変わることが予想されます。
戦術の流行が変わっていく?
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスターソード・シールド』(以下:ポケモン剣盾)では、2020年7月1日(水)よりオンラインのポケモンバトル「ランクマッチ」の新しいシーズンが開幕しました。
ポケモンバトルの強さが成績として反映される「ランクマッチ」は、自分の強さを測るオンライン対戦です。
これまで「ランクマッチ」ではバトル内の細かな制限時間や、使用できるポケモンの幅を段階的に広げていったりするなど、その都度細かなルールの調整が行われてきました。7月の新シーズンからの改変により、『ポケモン剣盾』のバトルシーンは作品始まって以来の大きな変革を遂げようとしています。
その理由として挙げられるのは、ダウンロードコンテンツ(DLC)第1弾「鎧の孤島」と共に解禁された、過去作に登場したポケモンたち100体以上が「ランクマッチ」で使えるようになったことです。
『ポケモン剣盾』は2019年11月に発売されてから、「ランクマッチ」で勝つためのポケモンの人気は、ある程度偏っていました。今シーズンより解禁されたポケモンたちは、これまでの人気ポケモンたちへの”打点”となりうる可能性を持っています。
解禁されて数日しか経っていませんが、早くも生半可な攻撃では突破が困難な「ポリゴン2」や、高い攻撃力を誇る「マリルリ」など、過去作でも暴れてきたポケモンたちが使われ始めています。
解禁されたポケモンのなかには今作からの新システム、1回のバトルで1体にだけ使える「ダイマックス」システムと相性の良いポケモンも存在するかもしれません。「鎧の孤島」以降で追加された新技の数々とも相まって、対戦で使えるポケモンが多くなるのは、それだけ新たな戦術が多く生み出されることも意味しています。
とは言ったものの……「ポケモン対戦」の戦術には”流行”のようなものが存在し、早くも新しい環境で”ずば抜けて”使用率が高いポケモンが目立ってきていることも事実です。
新王者は誰?あまりの強さに早くもDLC第2弾を渇望する声も
破竹の勢いで使用率を増やしているポケモン、それは『ポケモン剣盾』のストーリーが始まると共に選ぶことのできる最初のパートナー(通称:御三家)の一体でもある「ヒバニー」の進化系「エースバーン」です。
正確に言うと、『ポケモン剣盾』と同期することのできるクラウドサービス「ポケモンホーム」の加入者に対し、6月2日(火)より配布の始まった隠れ特性「リベロ」を持った「エースバーン」がバトルシーンを圧巻しているのです。
「リベロ」はサッカー用語で、ピッチ全体を動き回るポジションを指す言葉ですが、この特性を持つエースバーンも同様、ポケモンバトルのさまざまなシーンで有利に出られるようになったことから使用率トップに躍り出ました。
あまりの強さにSNSでは「(対策をするためにも)もっと過去ポケモンを解禁して欲しい」と早くもDLC第二弾「冠の雪原」の実装を希望する声があがっています。
『ポケットモンスター金・銀』の四天王カリンの名言に「ほんとうに つよい トレーナーなら すきなポケモンで かてるように がんばるべき」とあるように、今作から登場したポケモンと、過去に思い入れのあったポケモン同士でオリジナルの戦略を練る楽しみも生まれました。『ポケモン剣盾』の「面白さ」はまだまだ広がっていきそうです。
(マグミクス編集部)