『ラピュタ』女海賊ドーラの“意外”なモデルって? 宮崎駿監督が描いた「最強の女ボス」の真実
『天空の城ラピュタ』といえば、「40秒で支度しな!」というセリフが有名な女海賊ドーラが強烈な印象を残します。実は彼女は、実在の人物がモデルとなっているようです。いったい、誰がモデルなのか、知っていますか?
「強靭な精神力」がドーラに受け継がれている

2025年8月15日から「金曜ロードショー」では3週連続でスタジオジブリ作品が放送中です。8月15日は『火垂るの墓』、8月22日は『崖の上のポニョ』、そして8月29日は『もののけ姫』と、ジブリファンにとってうれしい夏となりそうです。ジブリ作品といえば、『天空の城ラピュタ』も代表作のひとつです。この記事では登場キャラについて、意外な裏話をご紹介します。
スタジオジブリの長編アニメ映画『天空の城ラピュタ』に登場する空中海賊「ドーラ」。「ドーラ一家」を率いる女ボスとして、その迫力ある姿と作中で発揮するカリスマ性で多くのファンを魅了してきました。ネット上では「ドーラは情が厚くて頼れるアネゴ!」「実在するなら会ってみたい!」といった声が今でも多く見られます。そんなドーラには、実は意外なモデルが存在していたことをご存じでしょうか?
「アニメージュ」1985年12月号によると、ドーラのモデルとなったのは宮崎駿監督の「お母さん」だということが明かされています。これは単なるうわさではなく、『映画 天空の城ラピュタ GUIDE BOOK』で宮崎監督の弟である宮崎至朗さんも寄稿「兄・宮崎駿」のなかで証言しています。宮崎至朗さんは母親について「『ラピュタ』に登場する女海賊ドーラを連想してくれるといい」と紹介し、「精神的迫力はまさにドーラに通じるものがあった」とつづっていました。
ドーラといえば、政府機関の役人「ムスカ」がラピュタの秘宝「飛行石」を持っていると聞きつけて飛行船を襲撃したり、「飛行石」を持つ「シータ」と「パズー」を執拗に追い回したりする、パワフルで強烈なキャラクターです。そのモデルである宮崎監督のお母さんは、一体どのような方だったのでしょうか?
アニメ雑誌「アニメージュ」1985年12月号によれば、宮崎監督は自身のお母さんについて「兄弟男ばかり4人そろってもおふくろにはたちうちできなかった」と評していました。それほどまでに強靭な精神力を持つ宮崎監督のお母さんは、監督が『風の谷のナウシカ』を制作中だった1983年に亡くなっています。宮崎至朗さんの寄稿によると、母親は強い女性であったものの「病気がち」だったそうです。
これらのエピソードは「金曜ロードショー」での放送時に公式X(旧:Twitter)でも語られ、それを知ったファンからは「病弱だったお母さんを、作品のなかでは自由に飛び回らせたかったのかな」「宮崎監督のジブリ作品で女性が活躍しているのは、お母さんの影響を強く受けているのかもしれない」など、宮崎監督と母親の関係に思いを馳せるコメントが多く寄せられていました。
皆さんも次に『天空の城ラピュタ』を観る機会があれば、ドーラの雄姿に宮崎監督の母親への思いを重ねてみてはいかがでしょうか。きっと新たな感動が生まれることでしょう。
(マグミクス編集部)

