【漫画】外出の妻を送り出した夫 赤ちゃん息子との長い時間に「妻ー!」と助け求める
妻がひとりで出かけることに。普段育児で大変な妻のストレス解消になればと、夫は快く妻を送り出しましたが、その後夫を待っていたのは、まだ赤ちゃんと呼べる息子との長い長いふたりの時間でした……。
初めて息子とふたりで長い時間を過ごす夫
引っ越しを考えることになり、ノリノリの妻は部屋を探すために不動産屋さんに行くことに。夫は普段育児で大変な妻のストレス解消になればと、妻がひとりで出かけるのを快く送り出しました。その後夫を待っていたのは、まだ赤ちゃんと呼べる息子との長い長いふたりの時間でした……。
漫画家・福満しげゆきさん(@fukumitsuu)によるエッセイマンガ『わかってもらえてよかったです』がTwitterで公開されました。初めて長い時間を息子とふたりで過ごしたことによって育児の大変さに気付き、妻へのお詫びと感謝をつづった作品に、読者から「夫婦の伝え方があってお互いを理解していて素敵」「反省できるのは素晴らしい」などの声があがりました。
作者の福満しげゆきさんに、お話を聞きました。
ーー福満しげゆきさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
「週刊少年ジャンプ」にマンガを投稿しましたがダメで、月刊マンガ雑誌「ガロ」に持ち込んだら載りまして、それをきっかけに引き続きマンガを描くことにしました。
ーー『わかってもらえてよかったです』のエピソードをマンガに描いたのは、奥様への感謝を伝えたいという思いからでしょうか?
そうですね。「言うは易く行うは難し」という言葉がありますが、育児には特にその要素が多くあると思いました。僕のような「口だけの、ほぼ育児未経験者野郎」は、「自分が子供の頃はこうだった」とか簡単に言いがちです。つまりこう……子育ての仕方も時代とともに変わっていくものなのに、時代背景を無視したことを簡単に言う人が世の中にはおりまして、そこらへんが、子育てを「してる人、したことない人」のギャップを生んでしまい、こう……いろいろ、あるんでしょうね。摩擦が。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
どんな反応でもありがたいものですが「こんなことで困ってる人、僕以外にもいるんじゃないかな? 少ない人数でも助けになる人がいるんじゃないかな?」と思ってイチかバチか描いてみて、読者の方から「同じ悩みを抱えています」なんてメールが来るとうれしいですね。
ーーコミックDAYSで連載中の『僕と妻の小規模な育児』について、電子書籍2巻が2020年7月8日に発売されました。内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
長男も次男もいろいろ問題を抱えていまして、ましてや今はそれをリアルタイムで描いているので、今後どうなっていくのか見当もつきません……。でも、その「ライブ感」を楽しんでいただけたらと思います。
あと、いくら不景気とはいえ、皆さま、マンガ1冊ぐらい買っても死にはしないと思いますので、こう……ふざけて買ってくれたらうれしいです。また、僕のような漫画家は、もう紙の本はほとんど刷ってもらえないので、電子書籍が苦手な方も、どうか電子書籍を導入していただけたらと思います。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
肩を壊した野球の投手が、それでも命燃え尽きるまで投球を続ける感じで活動していきたいと思っております。
(マグミクス編集部)