【シャーマンキング30周年への情熱(8)】2003年のゲームで語られた「書き下ろし」の物語とは?
新作アニメプロジェクトの始動など、「シャーマンキング」の今後に大きな注目が集まるなか、改めて2003年発売のゲームキューブ用ソフト『シャーマンキング ソウルファイト』をプレイし始めました。同作に収録された「武井宏之先生書き下ろしシナリオ!」がどのようなものか、取り上げていきたいと思います。
フルボイスにアニメ絵など充実した内容。育成ゲームの要素も
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さて先日、注文していたゲームキューブ用ソフト『シャーマンキング ソウルファイト』がようやく届きました。2003年発売のゲームですが、触れ込みにある「武井宏之先生書き下ろしシナリオ!」が読みたくてプレイしたので、今回は主にそれについて取り上げてみます。
ゲームは一見格闘ゲームのようですが、実際は育成ゲームです。1週間を平日と休日のふたつに分け、主人公・麻倉葉はさまざまな修行をしたり休息を取るなどしてパラメーターをアップさせていきます。そしてその途中でストーリーが進み、戦闘に挑みますが、その戦闘で使う技にジャンケンのような強弱関係がある……という具合です。
プレーヤーの選択次第でまったくパラメーターの違う葉になるため、どんなふうに育てるかをイメージしながら進めるのは楽しいものです。また戦闘中のキャラは3Dで動きも含めよく再現されていますし、アニメ絵のカットインも頻繁に入ります。必殺技の演出も凝っている上、ボイスもほぼフルボイスなので飽きません。
ただ……戦闘が難しいのです! そのため実はまだクリアできていません。どうしても(恐らく)ラスボスのハオを倒すことができません……っ。
なお、今まで読んだ限り、ゲームの物語は原作をコンパクトにまとめたものとなっています。内容を知らないと理解が難しい点はあるものの、「まとめ」としてはわかりやすいと感じました。物語最終章ではシャーマンファイトの優勝者はハオとなり、グレートスピリッツのなかに入ります。葉たちはハオがそのなかでシャーマンキングとして覚醒するまでのわずかな隙を狙い倒そうとする……という流れです(その先はまだ見ることができていません)。
これを読むと「どこが書き下ろしなの? 単なるまとめじゃん」と思うかも知れませんが、その答えはゲームの発売日に隠されています。