『ガンダム』フラウとミライは「サービスシーン」じゃない? 「セイラとは違う」の声
ホワイトベースの主要女性キャラであるミライ、フラウ、セイラは、いずれもいわゆるサービスシーンがありながら、なぜセイラだけが語り継がれるのでしょうか。これを分析した記事に、多くの反響の声が寄せられました。
「美しく描かれてなくて、そこがリアル」

マグミクスは2025年8月10日、「『ガンダム』セイラさんより気まずい? あまり語り継がれないほうのサービスシーン」と題した記事を配信、これに多くの反響の声が寄せられました。
記事は、アニメ『機動戦士ガンダム』において、「フラウ・ボウ」と「ミライ・ヤシマ」の入浴シーンが「セイラ・マス」ほど語り継がれない理由として「生活感」「生々しさ」という要素を分析し、セイラのシーンは「サービス」として演出され、フラウやミライのケースは「生活描写」としてのリアルさが際立っていた、と結論づけた内容です。
「生活感」という視点は多くの共感を得られたようで、「分析としては記事の通りだと思います」「登場人物の個性に合わせたシーンとなり、それにより印象が異なるのが面白い」「絵的にフラウ、ミライのシーンはリアル寄りで(中略)それがホワイトベースの生活感になって良いシーンでした」といった声が聞かれます。
フラウのシーンについては、また異なる印象を語る声もありました。「アムロの存在に気付きはにかむ姿が色っぽいミライさんとは対照的な、子供たちの世話で無防備だった彼女の裸身が脳裏に焼き付いています」という意見や、「フラウの場面は何かクルーが覗き見してるようで当時中学生の私は興奮しましたね」といった当時の体験談も寄せられています。「家族や同級生的な描かれ方だった」という指摘もあり、フラウのシーンには特有の「身近な自然体感」があったようです。
ミライのシーンについては、より生々しい感想も寄せられました。「劇場版のセイラのシーンと違って、体型なんかもそんなにプロポーション良く描かれてなくて、そこがリアルで生々しくもあったんですよね。ホントに近所の知り合いのお姉さんのそういう場にたまたま遭遇してしまった、みたいな感覚がありました」とのコメントからは、なるほど「生活感」の正体がうかがえるといえるでしょう。
セイラとの対比で見ると興味深い指摘もありました。「ミライは日本人の平凡なそれでセイラは外国人のヌードモデルのそれなのよね」という声や、「セイラの場合はサービスカットだからだろうけど、美しく描き過ぎな気もしましたね」という意見のように、意図的な描き分けがなされていたと見る向きもあります。
さらに、ミライというキャラクターの印象を決定づけた要素として、声優の影響を指摘する声もありました。「ミライも、キャラのデザインが18歳にしては少し大人っぽすぎるし、それ以上に、声優の白石冬美さんの声が、まんまお母さん声だった」とあるように、年齢設定のわりに強い「お母さん感」が、やはり「気まずさ」の一因だったのでしょう。
なお、記事では触れられなかった別の視点として、アムロがブラジャーだけでミライを特定したエピソードについて、「ニュータイプの発露か、カップや匂いで判断した変態か、当時議論がありました」という声もありました。
(マグミクス編集部)

