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放送前から“秋アニメの覇権”と期待高まる作品3選「イメージ通り」「涙出そう」

およそ2週間で2025年秋アニメの放送が始まります。新作のなかには、PVの再生数がすでに大きな数字を記録したり、原作が受賞歴を持っていたりと、放送前から「覇権候補」と期待されている作品も存在します。

コンプライアンスにも負けない作品が令和の時代に

TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』キービジュアル (C)鳳ナナ・アルファポリス/最ひと製作委員会
TVアニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』キービジュアル (C)鳳ナナ・アルファポリス/最ひと製作委員会

 2025年秋アニメの放送まで残り2週間を切っています。今回は『SPY×FAMILY』や『僕のヒーローアカデミア』など、話題の続編アニメが目白押しです。一方で、新作アニメでもPVの再生数が100万再生を突破したり、原作が賞を受賞していたりと、放送前から注目を集める作品があります。

●『3年Z組銀八先生』

 アニメ『3年Z組銀八先生』(原作:空知英秋/著者:大崎知仁)は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)などで連載されていた人気マンガ『銀魂』(作:空知英秋)のスピンオフ作品が原作です。『銀魂』のアニメは2006年に放送が始まり、2021年公開の映画『銀魂 THE FINAL』で完結を迎えました。

『銀魂』が架空の江戸を舞台にドタバタコメディや人情話を描いていたのに対し、本作は現代の学園が舞台で、銀魂高校の3年Z組のメンバーによる学園コメディが繰り広げられます。『銀魂』のノリは変わっていないので、舞台が変わっても十分『銀魂』らしさを楽しめるでしょう。

 新作アニメのなかでも注目度はずば抜けて高く、アニメ化決定の特報映像は330万再生、ティザーPVは100万再生を突破しました。本PVにもファンからたくさんのコメントが集まり、「放送当時のまんまで涙出そう」「令和でもコンプライアンスに負けない『銀魂』好きすぎる」と声があがっています。

『3年Z組銀八先生』は、10月6日(月)24時よりテレビ東京系列ほかにて放送されます。

●『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』

 同じく注目度が高いのが、『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』(原作:鳳ナナ)です。公爵令嬢「スカーレット・エル・ヴァンディミオン(CV:瀬戸麻沙美)」が、婚約者から理不尽な婚約破棄や濡れ衣を着せられ、溜まった鬱憤を拳で晴らすところから始まります。

 本作の魅力は、「狂犬姫」とも呼ばれるスカーレットが、拳で悪徳貴族たちを成敗していく痛快ストーリーです。私腹を肥やした貴族たちが見目麗しいスカーレットに制裁される様子は、観ていてスカッとした気持ちになるでしょう。また、令嬢ものに多い「前世の記憶を思い出して未来を変える」といった設定ではなく、予測できない展開が続く点も大きな見どころです。

 ティザーPVはすでに150万再生を突破しており、ファンからは「原作と変わらない素晴らしい作画で安心」「瀬戸さんとかイメージ通りすぎる」とキャスティングや作画へ期待の声があがっています。

『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』は、10月3日(金)24時よりTOKYO MX・BS11などで放送される予定です。

●『千歳くんはラムネ瓶のなか』

 裕夢先生のライトノベルを原作とする『千歳くんはラムネ瓶のなか』は、スクールカーストトップの主人公「千歳朔(CV:坂田将吾)」が、2年生に進級した新しいクラスで、担任から引きこもりの生徒の更生を頼まれるところから始まる物語です。本作は、2021年から「このライトノベルがすごい!」で2年連続1位に輝き、2023年には2位に入って殿堂入りしています。

 原作の人気が高いだけに、アニメ化が発表された際は、多くのファンが喜びの声をあげていました。その期待に応えるように公開されたティザーPVでは完成度の高さが伝わり、観た人からは「透き通ったような作画に最高のキャスティング」「1番好きなラノベが丁寧にアニメ化されててうれしい」と絶賛の声が絶えません。

 また、裕夢先生はアニメ公式サイトのインタビューで、共同作業という形で全話の脚本に関わっていると明かしています。原作者と制作スタッフが一体となって作り上げているだけに、作画だけでなく物語全体のクオリティにも期待ができそうです。

(LUIS FIELD)

【画像】え、「怖っ」「でも惚れちゃう」 こちらが2025年秋に大暴れが期待される「血まみれで笑う令嬢」です(3枚)

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