約3分読めば、過去作未視聴でも楽しめる?『ソードアート・オンライン』の基礎知識
クライマックスに向けてますます盛り上がる『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』。しかし、『SAO』というタイトルは知っているけれど、実はちゃんと観たことがないという人もいるのでは? 今から『SAO』を楽しむためのポイントを紹介します。
『SAO』の主な舞台は、まるで現実世界のような仮想世界

2020年7月11日(土)から放送が始まった『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』(以下、SAO アリシゼーション WoU)最終章(2ndクール)。1stクールの放送終了から約半年ぶりの再開に、『SAO』(ソードアート・オンラインの略称)ファンは大いに盛り上がっています。
しかし、放送再開前の時点で、全85話+長編映画1本という大ボリュームのシリーズだけに、これまで『SAO』を観たことがなく、川原礫氏の原作小説も未読の人にとっては、途中参加のハードルは高いかもしれません。
そこで、『SAO』を知らない人でも放送中の『SAO アリシゼーション WoU』最終章を楽しむための最小限のポイントを紹介します。 この後、放送済エピソードのネタバレを含むのでご注意下さい。
●『SAO』ってどんな話?
物語の主な舞台は、フルダイブ型VRマシンなどにより、現実世界のように五感のすべてを感じながらの生活や冒険ができる仮想世界。
最初のシリーズ「アインクラッド編」は、世界初のVRMMORPG(仮想現実大規模多人数参加型RPG)「SAO」の仮想世界「浮遊城アインクラッド」を攻略する物語でした。命懸けのデスゲームSAOをクリアーした主人公のキリト(CV:松岡禎丞)は、その後、妖精として空も自由に飛べる「アルヴヘイム・オンライン」(ALO)や、銃撃戦メインの「ガンゲイル・オンライン」(GGO)などのVRMMORPGでも活躍。現実世界にもリンクした事件を解決に導いてきました。
『SAO アリシゼーション WoU』と、前シリーズの『SAO アリシゼーション』の舞台は、ゲームのフィールドではなく、人間の魂とも言うべき存在「フラクトライト」の複製を目的に開発されたフルダイブ型VRマシン「ソウル・トランスレーター」(STL)が作り出す仮想世界「アンダーワールド」。そこでは人間と同じ豊かな感情をもった人工フラクトライトが生活を営み、人界と暗黒界のふたつの世界による争いが続いています。