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初めて買ってもらったファミコンソフト『ナッツ&ミルク』 女の子と話すきっかけに!

ゲームA ゲームB合計100ステージを遊びつくした

数少ないソフトを遊び倒した時代(画像:写真AC)
数少ないソフトを遊び倒した時代(画像:写真AC)

 ファミコンカセットが収められた棚の前で、他の子供たちと一緒に困り果てていた筆者は、友達と一緒に遊ぶことを考えて、誰も持っていないカセットを選ぶことにしたのだと思います。そうして最終的に筆者が選んだのが、かわいらしいパッケージの『ナッツ&ミルク』でした。

 喜び勇んで帰宅した筆者でしたが、筆者と母親ではTVとファミコンをつなげることはできなかったので、夜に父親につないでもらい、ようやくの思いでプレイを開始したのです。

『ナッツ&ミルク』は主人公のミルクが色違いのお邪魔キャラクター、ナッツの妨害をかわして画面内のフルーツを取りながら、画面左上で待つ恋人のヨーグルの元へと向かうアクションパズルゲームでした。なにしろパズルゲームを家でじっくり遊ぶということ自体が初めてだったので、何をしていいのか分からないままゲームを進めようとして、すぐに詰まってしまった記憶があります。

 それでもだんだんゲームのやり方を理解していくと、徐々に先のステージに進めるようになりました。最初は律義にジャンプでかわしていたナッツも、うまく誘導して画面下の水に落としたり、地形を利用してやりすごしたりとさまざまな形で対処できるようになっていくと、後は簡単でした。最後は画面に地形で「END」と書かれた50ステージ目をクリアし、「これで終わった!」と思ったのですが……。

 すぐに、裏面ことゲームBがスタートしたのです。ゲームBではお邪魔キャラクターとして飛行船、ボーナスキャラクターとしてヘリコプターが追加され、さらに面白さと難易度がアップして、喜び勇んで挑戦を繰り返していました。
 
 ゲームBをクリアした後はさすがに飽きてしまいましたが、自分の周囲ではあまり『ナッツ&ミルク』を持っている友達がいなかったので、他のカセットを借りるための交換用アイテムとして、結構長く役に立ってくれた記憶があります。特にキャラがかわいらしかったためか、近所の女の子が借りたがることが多く、仲良くなるためのツールとしても大変ありがたいものでした。このくらい簡単に女の子と近付けるアイテムが、今もあればなあ……とつまらないことを考えてしまうのは、筆者が大人になってしまった証拠なのかもしれません。

(早川清一朗)

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