【漫画】屋上から飛び降りようとしたら、もうひとり…? 止めに入ると思わぬ展開に!
学校の屋上から飛び降りようとする男子。そこに女子が現れ、「今日は私の日なの」と飛び降りようとします。男子は思わず止めますが、ふたりとも落ちてしまい……。不思議な女子と出会った男子の物語が反響を呼んでいます。
「今日は私の日なの」と言う女子に「だめだよ!」
「もう限界だ、死のう……」と学校の屋上から飛び降りようとする男子。そこに女子が現れ、「明日にしてもらえる? 今日は私の日なの」と言います。自殺しようとする女子を、男子は思わず「だめだよ!」と止めますが、ふたりとも落ちてしまい……。
八木戸マトさん(@yakitomahawk)の創作マンガ『貴方って死ぬほどお人よしなのね』と、続編『貴方の事が死ぬほど好きよ』がTwitterで公開されました。自殺しようとしていた男子が、不思議な女子と出会って気持ちが変わっていく物語に、読者から「好き」「尊い」の声が続出しました。
作者の八木戸マトさんに、お話を聞きました。
ーー八木戸マトさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
某成人向け商業誌の編集さんからのスカウトがきっかけです。それまでマンガを描いた経験はほとんどなく、あくまで趣味でイラストを描いていました。
ーー『貴方って死ぬほどお人よしなのね』と『貴方の事が死ぬほど好きよ』のお話はどのようにして生まれましたか?
最近は言葉遊びみたいな感じでオチをつける形の描き方に落ち着いていて、その一連の作品のひとつです。これまでは女の子が振り回される話ばかり描いていたので、男の子が振り回される話を描きたいなと思って描いてみました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
本当に感想を送ってくださる読者の皆様には感謝しております。『貴方って死ぬほどお人よしなのね』については、やっぱり続編希望の声がとても多かったのが印象に残っています。Twitterでは続きものを描くということはとてもハードルが高く、難しい挑戦ですが、いつかできるようになりたいです。
ーーTwitterでは過去に掲載されたシリーズマンガの再掲と、新作マンガの投稿を並行してなさっており、それぞれのマンガのストーリーやキャラクターデザインもバラエティに富んでいます。マンガを描く際に、ストーリーやキャラクターデザインはどのようにして考えられていますか?
個人的にストーリーは特別なものである必要はないと思っています。必要なのはむしろ同じテーマのなかでマンガの演出とかセリフ回しで作家性を出すことで、アイデアで飛び抜けた人気を得ようとするのは、運や時代の流れも大きく絡んでくるため、ほぼ不可能なのではないかとさえ感じています。キャラクターデザインは記号だと思っているので、特にそこまでこだわりはなく、過去に描いたキャラクターたちとかぶらなければ良いか、ぐらいの気持ちで描いています。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
Twitterでマンガを描くようになり約1年が経過しましたが、まだまだ分からないことがたくさんある状態です。今の時代、できることが増えていろんなことに手を出すことができます。しかし、結局大事なのは個人としてのコンテンツをいかに成長させていくかだと感じています。これからもこつこつとマンガを描き重ねて、いつか面白いマンガを描けるようになりたいです。
(マグミクス編集部)