【漫画】お代官様が密談中、隣の部屋から「にゃーん」 シュールな展開に困惑…
屋敷にてお代官様たちが密談中、どこからか「にゃーん」という声が聞こえました。「くせ者!」とふすまを開けると、そこには意外な人物が……! 山田しいたさんの創作マンガが話題です。
なぜそこに? 鳴き声の正体は…

屋敷にてお代官様たちが密談中、どこからか「にゃーん」という声が聞こえました。誰かが潜んで盗み聞きしていると思い「くせ者!」とふすまを開けると、そこには意外な人物が……!
山田しいたさん(@yamada_theta)の創作マンガ『にゃーん』がTwitterで公開され、実はIT業界の裏側を伝えるオチに、読者から「面白い」「確かにくせ者」「お代官様、いい人」などの声があがりました。
作者の山田しいたさんに、お話を聞きました。
ーー山田しいたさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。
2015年頃の同人誌即売会イベントのコミティアにおける出張編集部にて、講談社のイブニング誌の担当編集さんとご縁があり、同誌の漫画賞に何度か投稿を経て、同誌のレーベルも含む「コミックDAYS」の連載コンペにて『乙女文藝ハッカソン』という企画のネームを提出し、それがデビュー作になりました。
ーー『にゃーん。』のお話はどのようにして生まれましたか?
Twitterでいつもくだらないことをつぶやいていて、マンガ向きな小ネタができたので使ってみました。「エンジニアが疲労の果てに語彙を喪失して”にゃーん”と言う」というのは広く言い伝えられているネタなので、その「にゃーん」という声の使われどころの定番として、「盗み聞きしていたのを動物のふりをしてごまかす」というのを組み合わせました。補助金などは前職を退職した際に調べたものです。
前職では働きすぎのエンジニアの同僚もいたので、そのような方が休む方便になればいいなと思ったのも動機のひとつです。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
特定のどれか、というより「にゃーん」という引用リツイートなどが多くて少し笑いました。

ーーTwitterで投稿なさっていたIT業界のギャグマンガが、コンテンツ配信サイト「cakes」にて『ITおじさん』として連載中です。内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
IT業界を題材にした4ページずつのショートコメディです。ふざけすぎた内容にもかかわらず技術者の方々が多く反応くださるので、技術的にもある意味では楽しんでいただけると思います。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
実験的な作品を息抜きにやりたいです。続きが読みたいと思ってもらえるものが描けたら、シリーズにしていきたく思います。
(マグミクス編集部)